ワカケホンセイインコの現在は?東京・神奈川を移動
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最近テレビ番組では大量繁殖したワカケホンセイインコの群れの動向が良く取り上げられるようになりました。
それだけ、住戸の関心が高まっている表れでもありましょう。
ワカケホンセイインコの現在の動向について今後どうなるのか最近のテレビ番組や過去の資料に基づいてまとめてみました。
8月26日 TBS 噂の東京マガジンで報道したワカケホンセイインコの現在
川崎市の住宅地に、夕方になるとワカケホンセイインコ(インド・スリランカ原産)の大群が押し寄せて、住民は鳴き声や、糞、羽根の被害に悩まされているというものです。
ワカケホンセイインコの大群は夜中2時になっても騒々しく、朝5時には餌を求めるため、バラバラになって一斉に旅立つとか。
ワカケホンセイインコを調査している写真家の岡本勇太さんによると1000~1200羽いて、
昔飼育していた鳥を飼いきれなくなって人間が話してしまったものが野生化したのが原因だという。
8/26 13:30 TBS 噂の東京マガジン
夏休み自由研究第3弾生物編・緑のインコ被害
川崎市の住宅地に、夕方になるとワカケホンセイインコ(インド・スリランカ原産)の大群が押し寄せる。
数は約1000羽で住民は鳴き声、羽、フンの被害に悩まされている。清水国昭..https://t.co/K8z7L8jGqr
1632— JCC株式会社 (@JCC_NEWS) August 26, 2018
※注釈
東京工大の大岡山キャンパスに2015年7月まで多いときで1800羽いました。(朝日新聞 東京大学非常勤講師 談)
昔のワカケホンセイインコのねぐらは東京都の東京工大のキャンパスがある大岡山でした。
東京工業大学構内のイチョウ並木がねぐらだったのです。
秋冬期のピーク時で1500羽前後飛来 していたと言います。
木の枝を伐採したことでいなくなりました。
2018年3月には台東区の上野公園で目撃されています。
<関係記事>
2018年7月5日とくダネ!が報道したワカケホンセイインコの現在
神奈川県川崎市の住宅街に野生のインコの大群が出現し、公園にある3本の木に複数のインコが群れをなしていました。
日没前になるとその数は増えていきました。
インコは最近になって現われ、鳴き声の大きさに恐怖を覚えるほどだという。
また、ふんが突然落下し、道路は汚れていました。
近くの幼稚園では子どもが鳥のふんに近づかないよう注意を促しているとか。
インコは甘い果物などを好むといい、庭にあるビワを食べられたという人もいました。
寿命は30年ほど。今回取材した場所は川崎市の中原区だが、今年3月には台東区の上野公園で目撃され、2年前には大田区の大学キャンパス内でも目撃されています。
また、練馬区でも目撃されています。
ワカケホンセイインコはこの場所に住んでいるわけではなく、東京・神奈川・埼玉の各地を移動しているのだといいます。
今回取材した場所は川崎市の中原区でしたが、今年3月には台東区の上野公園で目撃され、2年前には大田区の大学キャンパス内でも目撃されていたとか。
2018年7月2日のNスタが報道したワカケホンセイインコの現在
川崎市内の住宅街に、2、3年前から数百羽の集団が一つの木を巣にするようになったといいます。
大群の木の下は糞で汚れていました。
公園を管理する川崎市の担当者は「人に危害を加えることがなければ対策は考えていない」とコメント。
食事は木の実、花、肉や魚の脂身など。寿命は20~30年。
習性としては、日中は少数で行動し夜はねぐらに集まるという。
大量発生による被害は、騒音、フン(感染症の可能性も)、さらにインド・スリランカでは農業被害をもたらす害鳥とみられています。
日本でも青いカキやひまわりの種がなくなる被害もすでに報告されています。
ワカケホンセイインコは”なぜ川崎に移り住んだのか?”これはトンビなど天敵がいない、ゴミなどのエサが豊富で都市部に住みやすいからとか。
ここ数年では、東京・目黒区の東京工業大学付近の枝に約1000羽のワカケホンセイインコが集まっていたがこれは4~5年前に枝を切ることで解消されたといいます。
そこから川崎市に移動したという。”どんな対策を行うのか?”鳥獣保護法があり野生動物の捕獲は禁止されていますが、
被害が認められれば自治体が捕獲の許可を許す場合もあるといいます。
神奈川県は「被害は把握していない。捕獲できない」としています。
国立環境研究所の五箇公一所長は「生態系・伝染病・農業などへの影響の科学的データがない」とコメントしています。
ワカケホンセイインコの習性は?
ワカケホンセイインコの習性を調べると何故住宅街に群れるのかがわかりました。
ワカケホンセイインコは開けた環境を好み原産地でも明るい二次林や開けた低木、半砂漠やサバンナなどに生息し、木の洞や岩壁、荒廃した壁を利用して繁殖します。
森林のような広範囲に広がる密生した緑地は利用しないといいます。
都市公園においても、嫌い林の中はあまり入らず、林の表面や林の縁を好んで利用します。
繁殖場所は神社の社殿に隣接する大木、屋敷林の大木や、明るい雑木林や公園の巣箱、市街地の建造物のすき間
開けた明るい環境を好んで選択利用します。
人間が開拓した街の環境こそワカケホンセイインコが住みやすい場所というわけです。
例えば東京都の台東区のけっこう広い上野の森でワカケホンセイインコが群れているのは一箇所の大木だけです。
木のある場所は都美術館の裏の搬入口前で木自体は芸大に敷地にあります。
繁殖生態としては高さ20m以上のケヤキの樹洞に営巣することが多いといいます.
産仔数は1回に3~4卵で繁殖期は4~5月と7~8月の2回です。
ロンドンではごく短期間に異常な数に増えた原因はこの辺にありそうです。
ワカケホンセイインコの現在は?東京・神奈川を移動 まとめ
現在の日本のワカケホンセイインコはねぐらを追われては次のねぐらを探して移動し、繁殖している状態のようです。
このまま放置していると産仔数は1回に3~4卵で繁殖期は4~5月と7~8月の2回ですから
さらに異常繁殖する可能性もありそうです。
ワカケホンセイインコが悪いわけではありませんが
どこかの無人島とかに住まいを見つけてやるとかできないものでしょうか。
と言っても行動距離が20kmぐらいのようですから・・・・。
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