Fire TV 4K Maxと現有オーディオシステムでAV構築を低コストに
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最終更新日:2022/10/08
オーディオ
この記事ではFire TV 4K Maxと現有オーディオシステム等でAVシステムの構築を低コストに行う方法を説明している。
現有オーディオシステム等とは、既に保有しているARCやeARC対応のHDMI端子を具備していない古いタイプのテレビやオーディオ機器を指す。
目指すのは4KやHDR映像や24bit/192kHのストリーミング音楽鑑賞、モニターのテレビ化や重低音の再生などを可能とする低コストのAVシステムだ。
Fire TV 4K Maxは映像は4K・HDRまで、デジタルオーディオは24bit/192kHzまで対応できる。
家庭内にネット接続できるTVチューナーあるいはレコーダーがあればDIXIM Playなどのテレビアプリを入れてモニターでもテレビを見ることもできる。
モニターあるいはテレビやオーディオシステムを保有していれば追加する機器はFire TV 4K MaxとHDMI音声分離機(ハイレゾ対応)のみで事足りる。
低コストでテレビ、動画、映画、オーディオ等が楽しめるAVシステムが構築できる。
Fire TV 4K Maxとは
Amazonの「Fire TVシリーズ」はパソコン経由せずにAmazon Prime videoやNet FliXなどの映画やドラマ、アニメや動画配信サービスのなどを、テレビで観ることができる。
新たに1.8GHz クアッドコアプロセッサーを搭載したことで下位モデルのFire TV Stick 4K比で40%アプリの起動や切り換えが速くなった。
音楽ストリーミング配信も192kHz/24bitまで対応できるようになった。
現有オーディオシステムの問題点
2009年5月28日にリリースされたHDMI規格「バージョン1.4」において「ARC(Audio Return Channel:オーディオ・リターン・チャネル)」と呼ばれるオプション機能が追加された。
オーディオ・リターン・チャネルという名称の通り、映像と音声符号が流れるHDMIから音声信号のみ戻すHDMI端子が設けられている。
10年以上前に所有したテレビやオーディオならARC対応のHDMI端子などないが機器本来の性能が劣っているものではない。
Fire TV 4K Maxと現有オーディオシステムを使ってAVシステムを構築するにはハイレゾ対応のHDMI音声分離機を導入すれば問題は解決する。
私の場合は家庭内にARC非対応のモニターや自作真空管アンプや自作サブウーハーなどのオーディオ機器を活用して低コストで高音質、高画質、台画面のAV構築をした。
その構成要素はFire TV 4K Max、27インチ4Kモニター、HDMI音声分離機(ハイレゾ対応)、既に家庭内にあるオーディオシステム、テレビチューナ(レコーダーでも良い)など。
Fire TV 4K Maxを使用したAVシステムの形態とは
HDMI音声分離機(ハイレゾ対応)を使用したAVシステムは図のような接続形態となる。
レコーダーとFire TV 4K Maxはwifi接続となる。
低コストAVシステムにはHDMI音声分離機を導入
ARC機能搭載のAVアンプならHDMI音声分離機は不要だが、旧来のオーディオシステムやテレビにその機能は付随していない。
ハイレゾ対応のHDMI音声分離機を導入すればARC機能搭載がないDACなどもFire TV 4K Maxと光あるいは同軸ケーブルで接続できる。
ハイレゾ対応のHDMI音声分離機として音楽ストリーミング配信の192kHz/24bitまで対応できるものが必要だ。
例えばこの機種は4K映像は4K2K(4096×2160)@30Hz解像度、デジタル音声は192kHz/24bitまでの対応だ。
光出力端子からのS/PDIFデジタル音声信号を現有DACに入れてやれば良い。
HDIM出力はテレビまたはモニターへ。
Fire TV 4K MaxでAV構築を低コストに まとめ
Fire TV 4K Maxは多機能でいてオーディオは更に高品質となった。
低コストで高品質なAVシステムの構築は現有の家庭にある機材と接続して可能となる。
最高24bit/192kHzの音楽や4K・HDR映像の鑑賞、モニターのテレビ化が家庭にある機器と接続すれば低コストで可能になる。
私の場合購入したのはHDMI音質分離機とFire TV 4K Maxだけなので2万円に満たない金額でのAV構築だった。
なおFire TV 4K Maxはモニターとの接続は推奨されていないのでテレビとの接続をお勧めする。
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