デッドプールのライアン・レイノルズは主役でプロデューサー
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最終更新日:2017/08/26
デッドプール
世界的に大ヒットしたデッドプールですが、主役のライアン・レイノルズにとっても待望のヒット作品でした。
39才になるライアン・レイノルズの芸歴は長く、コメディやアクション映画の主役にはなるもののヒット作品には恵まれてきませんでした。
最近の主演映画では「グリーン・ランタン」は2億ドルの製作費をかけ、9000万ドルの赤字を計上しました。
ライアン・レイノルズの人気は陰りを見せていたのですが、「デッドプール」は製作費5800万ドルなのに、興行成績は抜群ですでに7億4200万ドルをたたき出しています。
コメディとアクションがミックスしたような作品のデッドプールはまさにライアンにとっては主役として適役でした。
この映画デッドプールに対しライアンはプロデューサーと主役の両輪で臨みました。
デッドプールの大ヒットで10億円のボーナスと続編であるデッドプール2の契約もできたのですからライアンにとってはまさに救世主の映画となりました。
1976年生まれ今年39才になるライアン・レイノルズはカナダで俳優デビューしました。
後にアメリカに活躍の場を移し、テレビ番組で人気を得て、映画ではコメディ俳優や体を鍛えて肉体派俳優としても活躍しました。
「カッコ良いカラダの男性俳優ランキング」で一位に投票されるなど、肉体派俳優としての地位をも確立しました。
2010年には、「ピープル」誌が選ぶ「最もセクシーな男」に選ばれり、毎年の Best Hollywood Bodies Awardやthe Best Arms Awardにランキング常連で
2016年にはアメリカGQ誌が選ぶ「最もスタイリッシュな男」に選ばれたりしています。
2009年には「X-メン」のスピンオフ映画「ウルヴァリン: X-MEN ZERO」で、剣術の達人デッドプールを演じ世界的な知名度を得ました。
2010年の映画『[リミット]』の一人芝居も話題になりました。
2012年に、「世界で最も魅力的な女性」女優のブレイク・ライブリーと結婚し、一女の父親となっています。
デッドプールは製作費が5800万ドルという比較的小規模なアンチヒーロー物語です。
個性の塊とも言えるデッドプールなのでリベンジアクションとラブストーリー要素だけで十分魅力的なストーリーを構成できています。
元々デッドプールのファンだったライアンにとっては「もし自分以外の人がデッドプールを演じるならその人を殺すだろう」というぐらい思い入れの強い役だったのです。
肉体はアクション俳優として鍛えぬいて彫刻のような体だし、コメディ俳優としても経験豊富で一人芝居できる演技派俳優でもあるライアン・レイノルズにとってデッドプールは正に適役であったと言えるでしょう。
ライアン・レイノルズにとってプロデューサーとなりたかった理由はその権限にあったものと思われます。
・企画立案
・出資者への交渉、確保、プロデューサーチームの編成
・脚本家や映画監督、その他のスタッフ選び
・キャスト選び
・準備から撮影、音楽、仕上げ、作品の完成までの全ての工程の包括的管理
・配給、販売サイドとの交渉
・資金の流れの管理
・ファイナル・カットの権限
デッドプールを熟知しているライアンにとって、俳優としての自己の実力を十分に発揮させるにはプロデューサーとしても関与したかったのでしょう。
面白いのはデッドプールの試写をニューヨークで見たライアンの妻ブレイク・ラブリーがふざけて「だれと寝れば続編に出演できるの?」とインスタグラムでコメントしていることです。
貞淑な性格で有名な妻ブレイクですから、ふざけても言える言葉ではありません。
いつも寝ている自分の夫に掛けて言っているのでしょう。
さて続編であるデッドプール2の脚本書きは同じライターですでに始まっているとのことです。
ライアン・レイノルズの続投も決まっています。
またプロデューサーをするのかは定かではありませんが、大ヒットを受けてライアン・レイノルズにとっては主役のみに没頭すれば事足れりの状況ですね。
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