田島貴男 の母の思いでが詰まった新アルバム「bless You!」
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最終更新日:2019/03/14
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ORIGINAL LOVE・田島貴男が2019年2月13日に通算18枚目のをリリースしました。
今回のアルバム制作のきっかけは昨年なくなられた田島貴男の母親にもあるそうです。
やっぱりそうなんだ。
>「いつも手をふり」は、昨年亡くなった自分の母親に対しての曲です。母の死が、今回の『bless You!』…つまり人生讃歌というアルバムテーマには大きく影響していますね… https://t.co/2AVJaNZsCW
— ミロ (@mir0_) 2019年2月14日
ほとんど私生活を明かさない田島貴男が母親のことだけを明かすのはよほど感じるものがあったのでしょう。
母親が亡くなったことで曲作りの方向性に新たなものが生まれたことを明日しています。
田島貴男は新アルバム「bless You!」で最後に書いた曲「いつも手をふり」は、
昨年亡くなった自分の母親に対しての曲であるとナタリーのインタビューで話しています。
「いつも手をふり」という曲があって、これもレコーディングの後半にできた曲なんですね。
去年、自分の母親が亡くなったんですけど、そのときに10分くらいで歌詞を書いて。
母親が亡くなったときの気持ちをなんの考えもなしに感覚だけでババッと書いていったんです。
あとで考えてこねくり回すより、そのほうが歌としていいんじゃないかと思って。
そのあと、「bless You!」のアイデアがすぐに浮かんで。
もともとゴスペルみたいな雰囲気の曲だったんで、歌詞もゴスペルっぽい感じがいいのではないかってアタリを付けてたんです。
それで、ゴスペルの歌詞を翻訳したものをいろいろ読んだんですけど、自分の思うゴスペルの歌詞とは違っていたんですね。
曲によっては、昔の流行歌みたいな曲を「みんなで歌えば心が安らぐだろう」ということで歌っていたと思われるような曲があったり。
だったら自分なりのゴスペルを書こうと思って。
うちのオフクロはすべての人類にとって歴史的な偉業とかを残してるわけじゃないんだけど、
それでも僕にとっては本当に素晴らしい大切な存在だったし、オフクロが亡くなったことで、自分の中に今後大きな影響が残っていくんだろうなと思うんです。
「オフクロが亡くなったことで、自分の中に今後大きな影響が残っていく」というところが
思索家らしい田島貴男の発想ですね。
田島貴男の「いつも手をふり」の歌詞と母親像
田島貴男の「いつも手をふり」は教会で礼拝堂で歌っているようなほのぼのとした歌です。
いつも手をふり見送っていてくれた
いつも遠くで見守っていてくれた
いつもどこかを認めてくれていた
いつも音楽を褒めていてくれた
ずっと胸の中 温かさが残った
ずっと胸の中 あなたがいてくれる
何かかえそうとしたけど何か足りなかった
もらったものが多くて返せなかった
優しい人でいてくれてありがとう
かわいい人でいてくれてありがとう
ずっと胸の中 雨が降り出しそう
ずっと胸の中 太陽が照らしている
ずっと胸の中のあなたを連れて行くよ
まだ見ぬ景色 新しい思い出の場所へ
母親の子供に対する愛は無償の愛です。
逆もまた真なりですが、子供としてとても愛に報いることはいかなる状況においてもでき切れるものではありません。
そんな切ない胸の内を田島貴男の歌詞はつづっています。
歌詞では田島貴男の母親の良いところばかりを並べたのでしょうが
子を思うとてもやさしい母親であっことや、切ない田島貴男の胸の内がわかりますね。
田島貴男の母親に対する思いとは?カレー作りとドライブ
亡くなられる前年の2017年には母親と一緒にドライブに行ったり
母とドライブなう。何十年ぶりかな。
— 田島貴男 Original Love (@tajima_takao) May 18, 2017
食事がのどを通らない母親に手料理をふるまったりもしています。
なくなる最後の2年間は田島貴男がチクるカレーは食べたといいます。
男性は普段よめさんがつくる手料理を何気なく食べていますが
作る方はすごく重い意味があります。
どうしたらおいしく食べてもらえるか?健康を維持してもらうには何を食べてもらえばいいのか。
相手のことを考えて食材を買い出しに行って作っているのです。
晩年食欲が失せた田島貴男の母親が彼がつくるカレーを食べたのは
息子をがっかりさせたくないという優しい気持ちがあったからでしょうね。
それと心底愛する息子の手料理だから食べたいという気持ちも強くあったことでしょう。
田島貴男の母親の死で芽生えた思いとは
田島貴男は母親の死によって新たに芽生えてきた思いがあるといいます。
現実を受け入れると自分が変わっていくという体験をしたのです。
これもナタリーのインタビューから
オフクロが亡くなるまでは、「死んだらおしまいだから何をしたっていいじゃないか」みたいな感覚がどこかにあったんです。
だけど、そうじゃないかもしれないと思うようになって。
オフクロが亡くなってから、その存在が自分にとって、ものすごく影響力があることに気付いたんです。
そこまで含めたものが「生きる」ってことなんだなという感じがして。
人生って、生きてる人たちだけのものじゃないというか。
それって自分の中に芽生えた新しい感覚なんです。
僕は「風の歌を聴け」ぐらいまでは、元気な人たちだけに向けて音楽を発信していたところがあったかもしれない。
でも、「いつも手をふり」とか「bless You!」を作ってるときは、そうじゃなかったんです。
もう存在しない人が自分に与える影響の大きさは自分次第なのですが
それを保護にすると自分が許せなくなるのでしょう。
今までは周囲の目が気になっていたけど、
自分に対して大きな影響力があるのは「実は自分なのだ」ともいえそうです。
田島貴男 の母の思いでが詰まった新アルバム「bless You!」 まとめ
アルバムbless You!最後の「逆行」はロックナンバーでみんなと逆へ行けという歌詞です。
「みんな、もう少しヒネくれててもいいんじゃないの?」って思うんですよ。そういう気持ちを持っててもいいんだぞって。
そこから新しい価値観やスタイルが生まれてくるはずだし。」田島貴男
田島貴男の母親の死がきっかけで
「人生って、生きてる人たちだけのものじゃないというか。
それって自分の中に芽生えた新しい感覚なんです。」と思い。
「そんな思想を実行できる自分で行こうぜ」という
新たなスタートの始まりです。
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