日世株式会社 ・ソフトクリームの総合カンパニーの経営とは?カンブリア宮殿
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最終更新日:2018/09/06
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2018年9月6日のカンブリア宮殿はソフトクリームの総合カンパニーの日世株式会社のユニークな経営術に迫ります。
2013年に20~30代の女性をターゲットにした最高級ソフトクリーム「クリミア」はこれまでにない濃厚でいてしつこくなく余韻が残る甘さです。
515円以上の値打ちが受けて大ヒットしています。
ソフトクリーム業界全体で1300億円ですが日世株式会社はno.1のシェアを誇る会社です。
貿易会社からミックス、コーン、フリーザーというソフトクリーム作りに必要なものすべてを製造・販売する会社に成長しました。
ご当地の産物と組み合わせたご当地ソフトやご褒美果樹園、クリミア等を開発し、きめ細やかなフォロー体制で、販売店も客も笑顔にする日世の経営術とは。
日世株式会社 の概要
1947年貿易会社として日系2世の田中穣治が創業者として立ち上げました。
1951年アメリカで流行していたソフトクリームに目をつけてソフトクリームの製造機をアメリカから輸入して、日本で初めてソフトクリームを販売しました。
大阪の阪急百貨店や大丸百貨店でソフトクリームの販売を開始した時、あんぱんが10円かけそば15円の時代でした。
その時のソフトクリームの価格は50円でした。
飛ぶようにうれました。当時力道山ブームでそば屋で観戦するのでそば屋で売りました。
何とかもっと安くソフトクリームを提供したいという思いから、コーンの製造に踏み切り、10年後にはソフトクリーム製造機のフリーザー、3年後にはソフトクリームの原料であるミックスの自社生産を可能にしました。
大腸菌の問題もクリアしました。
これでソフトクリームの製造に必要なすべてのものが揃い、安くソフトクリームが提供できるようになりました。1970年大阪万博では高額なフリーザー200台を用意してソフト栗無を提供して6400万人にその存在を宣伝しました。
資本金 4億8,192万円
代表者代表取締役社長 岡山 宏
従業員725名
事業内容
ソフトクリームの関連資材(コーンカップ・ミックス・機械類)の製造販売、乳製品(ホイップクリーム)の製造販売、フルーツプレパレーション(フルーツ調整品)の製造販売
ご当地ソフト
営業社員の白いソフトクリームをカラフルにできないかというという思いから生まれたのが、ご当地ソフトです。
地域の特産物を使えばカラフルにできるはずということから最初に「巨峯ソフト」が生まれ、現在各地の道の駅などでご当地ソフトが親しまれています。
フルーツプレパレ―ションの技術がご当地ソフトを可能にしました。
奈良県では2016年から生姜を使ったジンジャーソフトを売っています。
メニューの開発費はお客には負担させていません。
ソフトの可能性を広げたラングドシャコーン
日世は20種類上物コーンを作っていますが、くっきーののような丸菓子を丸めて作られた「ランクドシャコーン」を開発しました。
これに合わせて開発したのが乳脂肪分を大幅にアップさせたクリームです。
ていど。完成したのは日世市場最高級ソフトクリームと言われるクリミアです。
2013年発売から現在は27倍の売り上げに成長しています。
現在取扱店は1700店以上です。
71才になった岡山宏社長は今も取引先を見て回っています。
危機感を持って開発したのがクリミアです。
濃厚さは凄くあります。
フリーザー100~250万円程度です。
日世はロケーションを見て売り方から考えて提案し、フリーザーの使い方から指導します。
大阪梅田の日世直営店でジャンボパフェ3000円が半額になるのがソフトクリームの日です。
中国にも進出した日世
中国は8年前に中国に進出しました。
シャンハイ万博から広めていきました。
もともと中国にもありましたが、氷のようなシャリシャリした食感でした。
ここに日世は商機を見出しました。
去年50億円を投じてこうじょうを立てました。
味も中国人に合わせました。
ウーロン茶ソフトやドリアンソフトも新商品として発売しました。
中国の売り上げは130億円までのびました。
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