庄司清和 時之栖会長 が目指す「大人のための癒やしの空間」とは

2018年8月16日のカンブリア宮殿は庄司清和 時之栖会長 が目指す「大人のための癒やしの空間」の特集します。

庄司清和 時之栖会長 が目指す「大人のための癒やしの空間」とは

ディズニーランドやUSJのような娯楽施設とは、対極にある空間です。

庄司清和 時之栖会長 が経営する「御殿場高原 時之栖(ときのすみか)」には

・「ロッジタイプやホテルタイプの宿泊施設」

・「富士山が見える天然温泉」

・「サッカーやテニス、プール、フットサル、ボルダリング等のスポーツ施設」

・各種レストラン・「ありがた山、愛の鐘や滝などの散策施設」

・「写経やセグウェイなどの体験」

等が約10万坪の広大な敷地に展開しています。

この中で「ありがた山、愛の鐘」なんかはない方が良いと思いますが、人によりけりなのかも知れません。

庄司清和 時之栖会長 が目指す「大人のための癒やしの空間」とはこのような観光客のためだけではなくて

従業員にも提供しているところが庄司清和 時之栖会長 たる所以ではないでしょうか。

カンブリア宮殿が紹介する以下の項目と合わせて従業員に対する経営施策についても触れておきましょう

「御殿場高原 時之栖(ときのすみか)」の全貌

カンブリア宮殿では年間180万人が訪れる人気のテーマパーク「御殿場高原 時之栖(ときのすみか)」の全貌を追います。

施設のコンセプトは「大人のための癒やしの空間」です。

「時之栖」は1994年に静岡県御殿場市に誕生した巨大リゾート施設です。

毎冬に開催されているイルミネーションは全国的にも有名ですよね。

東京ドーム７つ分の広大な敷地の中には、タイプが選べるホテルやレストランや富士山を望む温泉、座禅や写経ができる禅堂など心を和ます仕掛けもあります。

運営するのは、40以上ものレジャー施設を手がける時之栖です。

創業者の庄司会長が目指すのは「アトラクションで溢れかえった都会のテーマパークとは対極の空間」だといいます。

御殿場高原 時之栖はその立地条件がすばらしい事が最大の売りでもあるでしょう。

富士山が展望でき、御殿場プレミアムアウトレットや山中湖や河口湖や芦ノ湖、富士サファリパーク、ゴルフ場等の観光施設に近いいことは

観光客が宿泊するには大きなメリットになります

宿泊価格も1万円前後というのも魅力のひとつです。

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波乱万丈の企業家が挑む、地域の再建

波乱万丈の企業家　庄司清和78才は創業した食肉加工会社、米久を一部上場企業に育てた後、６０歳で自ら退社します。

きっかけは1997年の小売り大手、ヤオハンの経営破たんでした。　

庄司清和の判断でヤオハンを支援した結果、９億円もの不良債権が生じ、損を埋めるため自分の米久の持ち株をキリンビールに売ることになりました。

庄司清和は共栄会という仕入れ先の会の会長も務めていたので、ヤオハンがだめになるとは分かっていても、逃げ出すわけにはいかないと思い、

独断で支援をし、結局不良債権を９億円もつくってしまったのです。

この事は経営的には大きな失敗でしたが「あいつは絶対逃げない、信用できると評価された」と　庄司清和は言います。

「信用はお金で替えられない無形の財産ですので全く後悔していません。」とも。

1999年庄司清和は畑違いのリゾート分野に転身し時之栖の経営に専念します。

2012年　同社代表取締役会長就任します。

波乱万丈の企業家というからにはまだまだ隠されたエピソードもありそうです。

カンブリア宮殿で、次々にホテルなどの施設を買収、再生させてきた当たりが紹介されます。

2012年2月現在で御殿場高原 時之栖は売上高86億8100万円まで成長していまする

サッカー合宿が生み出す地域経済

時之栖にはアジア随一を誇る23面のサッカー場があり、全国からサッカー選手が集まります。

芝の長さが違ってボールが蹴りやすい

ピッチが広く距離感がつかみやすい

年間15万人のサッカーチームが集まります。

合宿専用の宿舎や250人の食堂を完備　　6480円から　1泊2食付きで用意しています。

これだけ集まれば練習試合を探すこともできます。

スタッフが実力にあった学校と交渉してくれます。

年間通して利用できるとなれば、地域経済に及ぼす影響は大きいものがあります。

ちなみにサッカー合宿の縁で全国各地の高校のサッカー部の監督が定年退職後、再就職するケースが少なくないといいます。

従業員に対する経営の特色は

御殿場高原 時之栖(ときのすみか)の一番の特色ある経営方針は従業員を人材として名実ともに扱うことです。

「時之栖」の運営、サービスを支えるのが多くのシニア人材です。

従業員は約1300人（正社員は約500人）で平均年齢は48歳です。

70歳代が85人在籍し、80歳代も現役で活躍中とか。

継続を希望すれば年齢の上限なし。

給与は原則的に現状維持です。

「サービス業は人柄が大切。お客様への対応が優れていれば、年齢とは関係なくお客様から評価していただけます。

採用する時も笑顔が良くて人柄が良ければ無条件で内定です。

60歳を過ぎると給料が上がることはありませんが、

基本は現状維持。仕事の質がガクンと下がれば別ですが、そうでなければ下げる理由がありません。積み重ねた経験も実力のうちです」（庄司会長）。

実力主義を基本とする同社は10代の社員も80人以上おり、35歳の女性役員もいるとか。

このような実力主義は結果的に従業員のやる気を刺激して、顧客サービスにも良い方向に反映していることは想像に難くありません。

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庄司清和 時之栖会長 が目指す「大人のための癒やしの空間」とは　まとめ

庄司清和 時之栖会長 が目指す「大人のための癒やしの空間」とは観光客だけでなく、従業員にも反映しています。

それは庄司清和 時之栖会長 が大事にしてきた信用力はどうしたら生まれるのか？

信用できる人であれば終身付き合うし、面倒を見るという自身の考えから生まれてくるものなのでしょう。

そのことを、サービス業の発展に寄与するように施策を生み出してきたことが庄司清和 時之栖会長の所以たるところでしょう。