自作サブウーハー30cmケルトン式の重低音再生性能と試聴
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最終更新日:2022/10/08
オーディオ
普通のスピーカーの周波数特性は40Hz以下の周波数のレベルは低くて重低音を聴くことができない。
近年シンセベースなど電子楽器の進化により20~40Hzの重低音を含む曲が増えてきた。
30Hz台の重低音でも邦楽や洋楽を通して普通に使われている。
(下欄の関係記事参照)
重低音を含む楽曲はこれからますます増えていくだろう。
前回製作したサブウーハーの口径は12.5cmだったが、楽曲の30Hz台の重低音を再生することができた。
今回製作したのは口径30cmのフォステックスFW305ウーハーを使用した自作ケルトン式サブウーハーだ。
性能を調査の結果では25Hzから60Hzをフラットに再生した。
性能的には進化したが楽曲の試聴でも迫力がまるで違う別次元の再生音を聴くことができた。
サブウーハーを口径30cmケルトン式で自作!!
前回記事ではFF125Kフルレンジを使用したケルトン式サブウーハーの製作と性能を紹介した。
フルレンジでもケルトン式にすればサブウーハーが製作が可能であることが分かった。
次に製作したのがフォステックスFE208Sを使用したケルトン式サブウーハーを左右2基製作した。
超強力マグネットだけに20~40Hzの重低音はできたものの中高音の漏れが多く、コイルでのカット中高音のカットは必須となった。
今回紹介するのは現在愛用しているフォステックスFW305ウーハーを使用の自作ケルトン式サブウーハーだ。
設計はいつも使用しているSPEDを使った。
ウーハーでケルトン式を設計してわかったことはフルレンジのように周波数のピークが山形にならず丘のように幅が広いことだ。
重低音の再生には大きなメリットだ。
ケルトン式のメリットはもう一つあって30Hz台の重低音の再生を狙っても小型化できることだ。
外形寸法は38W×48L×53H ダクト口径は80A 長さ15cmとした。
自作30cmケルトン式サブウーハーの配置
私のPCオーディオの配置は特異だ。
製作したサブウーハーは机の脚代わりとなっていて左右に配置している。
音の抜けをよくするため下に台を入れている。
写真で白く見えるのそれだ。
サブウーハーの上の合板の上には20cmフルレンジスピーカーを横向きに配置している。
その上にはESS9018 Dacや差動真空管アンプやツィータが置かれている。
究極のニアフィールドリスニングだ。
これだけ距離が近いと音が良くなくてはうるさくて聴いていられない。
選ばれた機器はその対策の結果だ。
通常はリクライニングシートに座りこの机の上に両足を載せて音楽聞いたり、映画見たりしている。
気持ちよくなって眠ってしまうことが多々ある。
音源はSpotifyとAmazon music inlimited。
ネットワークプレイヤーはPCとFire TV Stick 4K Maxを切り替えて使っている。
どちらもハイレゾが聴けるが、ハイレゾでなくても十分解像度は高い。
S/N比も良く、超低域まで周波数特性がフラットの高音質オーディオが聴けている。
自作30cmケルトン式サブウーハーの重低音再生性能の調査
自作30cmケルトン式サブウーハーの性能調査はフリーソフトを使用した。
Wave Gene発信したsign波のスィープ信号を自作サブウーハーで再生。
Sound Analyzer Proでその周波数のレベルを測定した。
グラフの上の赤い線がスィープ信号の再生値を示している。
100Hz当たりが盛り上がっているが、25Hzから高レベルで再生できることを示している。
自作30cmケルトン式サブウーハーによる楽曲再生試聴
自作30cmケルトン式サブウーハーでの試聴は多数の楽曲で行っていて各記事にまとめている。
サブウーハーで聴くポスト・マローンの重低音の曲は?洋楽男性歌手編
サブウーハーで聴くザ・ウィークエンドの重低音の曲は?洋楽男性歌手編
サブウーハーで聴くジャスティンビーバーの重低音の曲は?洋楽男性歌手編
サブウーハーで聴くKing Gnuの重低音の曲は?邦楽男性歌手編
サブウーハーで聴くエリック・クラプトンの重低音の曲は?洋楽男性歌手編
サブウーハーでビヨンセの重低音を聴きたい曲は?洋楽女性歌手編
サブウーハーで聴くAwichの重低音の曲は?邦楽女性歌手編
サブウーハーで聴く加藤ミリヤのお勧めの重低音曲は?
これらの楽曲の中には重低音の際低域は25Hzというのがあったが難なく再生している。
自作サブウーハー30cmケルトン式の重低音再生性能と試聴 まとめ
フォステックスの口径30cmのウーハーFW305を使ってケルトン式のサブウーハーを製作して性能調査と試聴を行った。
性能調査の結果は25Hz~60Hzまでフラットに再生していることをSound Analyzer は示している。
30Hz台の重低音を含む多数の楽曲を試聴したが、最も低い25Hzの重低音も難なく再生し音楽を聴く楽しみを広げてくれた。
アマゾンプライムvideoでみる映画音楽のド迫力もすごいものとなった。
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