邦楽女性歌手宇多田ヒカルのお勧めの重低音曲は
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最終更新日:2022/10/27
オーディオ
邦楽の女性歌手で宇多田ヒカルのように重低音を使いこなしている事例は洋楽に比較すると少ない。
重低音関連で宇多田ヒカルのお勧め曲の筆頭はファーストアルバムの中のIn My Roomだ。
1999年にデビューした宇多田ヒカルはファーストアルバムの中で重低音を見事に使いこなしている。
2000年以前に洋楽でもこのように重低音をうまく使いこなすシンガーソングライターはいなかったのではなかろうか。
宇多田ヒカルが天才といわれるのがわかる気がする。
In My Roomのイントロでは36Hzまで下がる重低音は非恋の鬱積した心情を表しているかのようだ。
以来宇多田ヒカルの曲で使われる30Hz以下の重低音にはさまざまな役割がある。
そのコンセプトやテーマに合わせてうまく重低音がつかわれているのだ。
今回の試聴に使ったサブウーハーはフォステックスFW305組み込んだ自作ケルトン式サブウーハーだ。
周波数の測定にはSound Analyzer Proを使用した。
30Hz台の重低音が含まれる曲のみピックアップした。
宇多田ヒカルとは
1983年生まれのパソコン、keyboard DAWを自在に使いこなすシンガーソングライター。
2018年7月にテレビ放送された『プロフェッショナル仕事の流儀パソコン、keyboard DAWを自在に使いこなす姿が放送されているが
1998年末に15歳でCDデビューする以前にはこの楽曲の製作手法は確立していたのだろう。
なぜならばファーストアルバムのIn My Roomでは見事な重低音の使いこなしが既にされているから。
邦楽女性歌手宇多田ヒカルの重低音曲
★In My Room
1999年にリリースされたファーストアルバムFirst Loveの収録曲。
30Hz台の重低音から始まるイントロ、36Hzまでさがったところでボーカルがはじまる。
サブウーハーの波動音は格別。
★言葉にならない気持ち
2001年3月28日にリリースされた宇多田ヒカルの2ndアルバム Distance収録曲。
曲を通して30Hz台まで下がる打ち込み系の重低音がリズムを刻む。
★Deep River
2002年にリリースされた宇多田ヒカル10代最後のアルバムDEEP RIVERの収録曲。
宇多田ヒカルの憂い含みの声をやさしく包み込むような重低音が流れる。
2分31秒あたり「そんな場所で誰を守れるの」では39Hzまで下がっていく。
普通のスピーカーでは絶対に聞こえない数回なる32Hzの波動的重低音も効果満点だね。
Sound Analyzer Proで33Hzの重低音をとらえた。
★SAKURAドロップス
2002年にリリースされた、宇多田ヒカルの11枚目のシングル。
冒頭 花を咲かせよう の後で入ってくる32Hz~40Hz台の重低音が最高にいいね。
1分45秒あたりから2分10秒の 恋をして~花を咲かせようのボーカルを伴奏する重低音は30Hz台からの重低音だ。
宇多田ヒカルの透き通る声を伴奏する重低音が対比的で実にマッチしている。
宇多田ヒカルのリリース曲中では30Hz台の重低音が最も多く入っている曲。
★COLORS
2003年1月29日にリリースされた、宇多田ヒカルの12枚目のシングル。
宇多田自身がこの曲において気に入っている箇所は、イントロ・間奏・アウトロの3つだという
52秒から63秒まで 34Hz~36Hzの重低音が宇多田ヒカルのボーカルを飾る
歌詞では「今宵も夢を描くあなたの筆先渇いていませんか」
2分13秒から21秒「迷いながら寄り添って あれから一月憶えていますか」
個人的にはこの重低音が宇多田ヒカルの全曲を通して一番好きなところだ。
相手に対する不信感を破壊的重低音で脚色している。
30Hzまでフラットに再生するサブウーハーがあれば最高のシーンとなる。
★日曜の朝
2006年にリリースされたアルバムULTRA BLUE収録曲。
リズムを刻む重低音が時に30Hz台後-半にまで下がる。
★Heart Station
2008年リリースのアルバムHeart Station収録曲
34Hzの重低音がたびたび体に響く波動音ででてくる。
最初は1分19秒すぎ「チューニング不用のダイアル~」の~の伴奏音として。
普通のスピーカーでは聞こえない音程を伴奏音で入れるなんて宇多田ヒカルは天才か?
★気分じゃないの
2022年リリースされた8枚目となるオリジナルアルバムBADモード収録曲。
5分10秒から最後まで2分以上シンセ演奏が主体が続き、5分45秒あたりから29Hz~の重低音が入ってくる。
5:48あたりから男児の声で「Not In The Mood〜♪」というコーラスが収録されているが、これが宇多田の息子の声だとか。
このコーラスのバックに流れるのも30Hz台の重低音。
邦楽女性歌手宇多田ヒカルのお勧めの重低音曲は まとめ
宇多田ヒカルが曲の中で使う重低音は単にリズムを刻むだけではなく、必ず別の表現力を伴っている。
その30Hz台の重低音が聞え、体感できる装置であれば深い感動を得ることができる。
邦楽女性歌手宇多田ヒカルのお勧めの重低音曲はSAKURAドロップスとCOLORSを上げておこう。
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