老化の原因AGEとは?血糖値改善のお勧めの鍋レシピは?
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最終更新日:2018/12/10
トレンド
いつまでも若さを保つには老化の元凶であるAGEを増やさないことです。
2018年12月8日の「名医のTHE太鼓判!」では
血管と骨を老化させる糖化 とは何かを説明し、
AGEの多量摂取を防ぐお勧めの「鍋料理」を紹介していきます。
スタジオに招かれた医師は 伊藤明子 上原誉志夫 大竹真一郎 丸田佳奈 森田豊です。
この記事では血管と骨を老化させる糖化の進行度の測定場所もお知らせしています。
AGEとは
AGEとはadvanced glycation end-productsの略でAGEsとも表記されます。
ブドウ糖などの還元糖(糖)とアミノ基(蛋白)が反応した化合物の総称です。
日本語訳は糖化最終産物といいます。
番組では牛の骨を人間と同じ状況にした糖の溶液に10日間浸漬して見せました。
10日後牛の骨は茶色に変色してしまいました。
これが糖化という状態です。
色が変色しただけでなく摂取した糖が体内でたんぱく質と結合することを言います。
この時にできる悪玉物質がAGEといって体内に様々な悪影響を及ぼします。
糖化した骨はもろくなります。
血管も劣化します。
食品に含まれる糖とタンパク質が加熱されて、褐色に色づくことをメイラード反応といいます。
たとえば、プリンのカラメル、肉や魚の照り焼き、こんがり焼けたホットケーキなどは、メイラード反応によるものです。
メイラード反応によってできた食品は、AGEが多いといいます。
AGEは体内でも作られ、その大きな原因となるのが高い血糖値です。
血糖値の高い状態が続いていると、AGEがより作られやすく、
血管にたまれば動脈硬化や心筋梗塞などのリスクが高まり、骨なら骨粗鬆症、脳ならアルツハイマーの原因になっているという報告があります。
「AGEは動脈硬化を引き起こして心筋梗塞や脳卒中のリスクを高めてしまいます」内科・循環器科 池谷敏郎 医師
「AGEは呼吸器内科でも注目されています。睡眠時無呼吸症候群や誤嚥性肺炎とも関係があります。
寿命が短くなってしまう可能性が高い。」呼吸器内科 大谷 義夫医師。
「50才以上の人は特に注意が必要。白内障とかアルツは今ー名殿リスクも高まる。AGEは健康寿命を延ばすためには天敵と言われいます。」消化器内科 大竹真一郎 医師
体内に増えたAGE をを放置すると突然死の原因になるともいわれいます。
AGEは専用の測定器で10秒ぐらいでわかります。
体内のAGEの量は糖化年齢として表示されます。
実年齢より糖化年齢が多いとAGEが多いことになり突然死のリスクが高いということになります。
スタジオゲストの糖化年齢を測定し、一番高い数値を示したのは松島尚美でした。
実年齢47歳に対し、糖化年齢78才でした。
以前松島尚美のは肺年齢を調べたときに74才という結果でした。
中身ボロボロですね。
AGEが増える調理法
AGEは調理法でふえていきます。
焼く・炒める・揚げるという順で大きくなります。
高温で調理すればするほどAGEは増えてしまうということです。
一日に許容摂取量として15,000exAGEと言われているとか。
ごはん茶碗一杯は16exAGEですが、炒飯にすると7885exAGEに増えます。
水餃子は4689exAGE、焼き餃子は8668exAGEとなります。
AGEを上げる要素は食材と調理法の両方にあります。
例えばカツカレーは17,337exAGEとなります。
体内のAGEは運動などで減らせますが、効果的なのは調理法で減らすことです。
AGEを増やさない調理法とは
AGEの量は同じ食材でも調理方法によって変わります。
高温で長時間調理するほどAGEは増えるので、揚げ物やオーブン料理より、煮る・茹でる・蒸すなどの調理法をベースにするのがおすすめです。
鍋料理は100度以下の低温・中温料理なのでAGEが極端に少なくなります。
油は非常にAGE量が高く、同じ鶏を使った料理でも「蒸し鶏<焼き鳥<唐揚げ」の順でAGEが増えていきます。
タンパク質の糖化を抑える働きをもつ食品を同時に摂るのも効果的です。
具体的にはオクラや納豆などのネバネバ食材、きのこや海藻。果物ならベリー類やカボスやレモンのような柑橘類。
唐揚げにレモンをかけるだけでも違うそうです。ただし果物は果糖が多いので摂りすぎには注意。
ほかには血糖値が上がりにくい低GI値食品もおすすめだそうです
AGEを抑制するお勧めの鍋レシピは?
AGEを抑制するお勧めの鍋レシピは黄色い鍋といいます。
四国の四万十町では生姜鍋が冬の定番です。
鍋の中身が見えなくなるほどの生姜が投入されています。
一つの鍋に千切り生姜1KGも投入されています。
白だし・豚肉・ニラなどの定番材料に取れたての生姜が大量に入ります。
生姜鍋4340exAGE
すき焼き7,140exAGE
水炊き5,076exAGE
生姜の産地でとれたてなので辛みはそれほど強くはないそうです。
生姜の中には糖化・AGEを抑える成分がはいっているのです。
ネギの2倍、にんにくの8倍の抑制力があります。
ショウガオールには体を温め、AGEを減らす効果があります。
HbA1cを測定できる「ゆびさきセルフ測定室」 とは
全身の糖化の度合をチェックできるヘモグロビンA1Cの測定は無料で行うことができます。
自己穿刺により指から採取したわずかな血液をもとに、2型糖尿病や脂質異常症、高血圧などの生活習慣病に関係のある項目を検査できるスペースが「検体測定室」です。
国のセルフメディケーション推進の流れに後押しされ、2014年4月に制度が開始され、薬局などを中心に検体測定室を開設する店舗が増えています。
現在、全国の「ゆびさきセルフ測定室」でHbA1cを測定できる施設は1,144ヵ所(75.6%)に上るそうです。
HbA1cは、赤血球中のヘモグロビンに糖分がどのくらい付着しているかを見る検査で、
過去1~2ヵ月の平均血糖値を反映する検査項目。直前の食事摂取の状況に影響されないため、食前でも食後でも同じ値が得られ、
糖尿病やその予備群の疑いがあるかを知るのに有用です。
費用も500~1000円とリーズナブルです。
検査方法も簡単。専用キットで指先から血液を採取し、その専用キットをスタッフが検査装置にかけ、その場ですぐに結果がわかります。
ゆびさきセルフ測定室ナビ
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