リクシル瀬戸欣哉社長の起業精神と改革とは？カンブリア宮殿

公開日： 2018/08/21 : 最終更新日：2018/08/23 トレンド

2018年8月23日野カンブリア宮殿は今までにない快適＆便利を作れ!挑戦するベンチャー流ものづくりを進める年商1兆6000億円、新生リクシルの瀬戸欣哉社長の挑戦に迫ります。

モノタロウの創業者　瀬戸欣哉は2016年6月にLIXILグループの社長に就任しました。　

瀬戸欣哉社長は就任1か月後にスピード感を持った組織にするために経営幹部を6階層から5階層に減らし、人数も半分以下の53にまで削減しました。

役員減らしたのは社長に情報が上がる状態を作りたかったからです。

人選は現場の意見を参考にしました。

誰が優秀なのかを聞いたのです。

部下から評価されている人の方が往々にしていい人材の場合が多いと言います。

最初の100日間で600人くらいと1対1であいました。

社員ひとりひとりにオーナーシップのこころをもってもらうため、「20年までに1億人以上の衛生環境を改善する」という目標を立てました。

目に見えてわかりやすい自分の会社は正しいことをやっているというわかりやすい目標を立てることで愛社精神を喚起したものです。

その結果は2017年3月のLIXILグループの決算に早くも現れました。　　　　　

売上高は選別受注などの影響を受け、前年比 6%減の 1 兆 7,864 億円となったものの、

当期利益は、前年度から681億円改善し、 425億円と黒字化を達成しました。

続く2018年3月の決算では

国内外とも水まわり商品が好調に推移したことなどから売上収益は、前期比１．９％増の１兆６６４８億円となった。

当期利益は、前期比２８．４％増の５４６億円となり２年連続で過去最高益を記録しました。

就任早々著しい成果を出した瀬戸欣哉社長の起業精神と改革にカンブリア宮殿は迫ります。

瀬戸欣哉社長の起業精神に魅かれたリクシルのキングメーカー潮田洋一郎

瀬戸欣哉社長は就任当時赤字に陥っいたリクシルを急回復させ、過去最高益をたたき出しました。

従業員8万人を擁する巨大メーカーの改革劇とはどのようなものだったのでしょうか。

瀬戸欣哉はモノタロウを含めて11社を起業した実績を持ちます。

リクシルのキングメーカー潮田洋一郎が瀬戸欣哉を招聘した理由は

この瀬戸欣哉の起業家精神と経験に期待してのことです。

「泥臭く現場で問題点を見つけ出し、リーダーシップを発揮して欲しい」とも述べています。

瀬戸欣哉社長の起業精神とは

瀬戸欣哉は1960年6月25日生まれの　58才。

東京大学経済学部を卒業し住友商事に入社しました。

住友商事に入社したのは、少し小規模なビジネスを抱える商事会社の方が打席に多く立たせてもらえると考えたからです。

場数を多く踏むことを大切とする人でした。

読書も好きでモノタロウ時代は年間1000冊もの本を読んだそうです。

できる社長になるには社長としての経験を積むことが大事と言います。

小さな会社でいいから、社長をやって自分で責任をもって判断することです。

ここで瀬戸欣哉が意識していることは「ハンズオン」です。

時間をかけて現場レベルのことまで理解しようと努力し、それが十分にできて初めて人にまかせるのです。

ですから、会社の誰がやめてもすぐに自分が取って代われる自信があると言います。

たいへんなのですが、時間の使い方に工夫があります。

瀬戸欣哉は基本的に考えることが好きで、細かい資料を読んで読んで読んで考え抜きます。

脳みそから出血するぐらいまで。

資料の中身を全て頭の中に詰め込んでから寝ます。

そうすると寝ているうちに潜在意識が情報を整理してくれます。

朝起きると考えが降りてきます。

それを判断します。

このプロセスを繰り替えしきているのです。

間違えたらそこから学べばいいと割り切っています。

瀬戸欣哉の起業家精神とは、

現場レベルの事も把握すること。

寝ている時間も潜在意識が働くように昼間仕事をすること。

にありました。

ここまで経営者が真正面から働けば最近メディアを騒がしている企業の不祥事はなくなるでしょうね。