義足ダンサー大前光市のJabbawockeezとのラスベガス共演は? 壁を超えるには?
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最終更新日:2018/03/31
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義足ダンサー大前光市がJabbawockeezに招かれてラスベガスで共演した様子をNHKが放送しました。
JabbawockeezはMTVの人気番組「America’s Best Dance Crew」で優勝したのをキッカケに、爆発的な人気となったダンスグループです。
ヒップホップをベースにさまざまなダンスを融合するJabbawockeezはラスベガスに専用ステージを持って8年目です。
彼らが大前光市に期待していたものは一緒に新しいダンスを作ろうといものでした。
紅白で平井堅氏の「ノンフィクション」心震える名曲とプロダンサーの大前光市氏の存在が凄い。精神力と努力、世界観の吸収力。大前氏の言葉。僕は負け組で居たい。負け続けて、僕は僕らしくなる。ポジティブな負け組。逆手の才能力は素晴らしいです。 pic.twitter.com/T6cG9M2JPF
— 金曜日のアルパカ (@mokapansylove88) 2018年3月28日
最初は考え方の相違に戸惑う大前光市でしたが
Jabbawockeezのアドバイスや街やダンス教室でてかがりをつかみ、
こころを開くことで試みは大成功となっていきます。
アメリカと日本は何か根本が違う?
大前光市はラスベガスに到着してすぐ
義足ダンサー アンドリュージョセフ モンゴメリー(31)に会いました。
大前光市は24才の時に交通事故で左足を切断しました。
プロとして活躍できるまで10年かかりました。
面会したA・Jは28才の時に交通事故で左足を切断、事故の翌年復帰したといいます。
事故の直後から舞台復帰に向けた専門チームが取り組んだのです。
A・Jは今年間500以上の舞台に立っています。
A・Jが事故を起こした翌年にダンスチームのオーディションに受かったこととアメリカ人の明るさに大前光市は驚きます。
アメリカ人の基本はポジティブ
女性シンガーのAIは中学卒業後 渡米し ロサンゼルスのアートスクールでダンスを学びました。
AIが「これは最悪最低絶対にもう生き返れない」ぐらいのことを言っていると
アメリカ人は「やったね!!それはチャンスだよ!!」という人が多いといいます。
「だったらそれ以上 下にはいかないから」と伊能が理由です。
Jabbawockeezと大前研一との考え方が真逆だった。
Jabbawockeezは白いマスクをして踊ります。
「マスクをつけるのは人種や見た目にとらわれずパフォーマンスを見てほしいから
どこから来た人間なのかは関係ない
マスクがあれば一つになれる」とKevin は云います。
コンテンポラリーの大前光市は 最初は慣れないヒップホップで彼らに合わせようとしました。
すると
「Jabbawockeezに合わせないで自分らしく踊ってほしいんだ
決まった振り付けを覚えるのではなくて
新しいダンスを一緒に作ろう」と提案をされました。
大前光市は英語も下手だし向こうに合わせなければならないからとい戸惑いがありました。
「光一さん 考えないことだよ
君がどんなパフォーマンスをしてもそれは成功なんだ
俺らは全く心配していなよ
ありのままを受け入れようぜ
大丈夫だから」とKevinはアドバイスします。
大前光市は頭では理解しても どう動くべきかわからなくて
今の自分に足りないものを探します。
街でダンススクールで壁を乗り越えるヒントを見つけた大前光一
大前光一がラスベガスの街を歩くと
警備員が踊っていたりしていました。
照れも遠慮もしていません、表現したけりゃ表現するしといった感じでした。
シルクドソレイユで活躍している先生のダンススクールに参加しました。
テーマは自分で考えたダンスを自由に踊ることでした。
「自分で考えた踊りを踊ること
自分をごまかしてはダメです。
自分に挑戦するんだ」と先生。
生徒たちの踊りを見て大前光一は気が付きました。
「自分が言いたいこと表現したいものは何か
あっていようが間違っていようが寒けない
上手いとか下手とかそういうことではない」
感じるものがあった大前光一はパフォーマンスの前に義足を意図的に短いものに付け替えました。
遠慮せず自分のスタイルで楽しんでみようと思いました。
大前光一の踊りに生徒たちは感動しました。
先生も激賞しました。
「凄く良かったよ 驚いた!!君はバレーダンサーでしょ?自分にしかない芸術性を表現できている。
動きを奪われたのに新しいうごきを生み出している。
習得したバレエの動きが出来なくなって独自のダンスを生み出すのは大変なことだ。素晴らしいよ!」
さすがの眼力ですね。
その先生の言葉を聞いて大前光一は
「あっこの人はおれのことを分かってくれている」と思いました。
大前光一はようやくKevinの言葉も理解できました。
君がどんなパフォーマンスをしてもそれは成功なんだ
俺らは全く心配していなよ
ありのままを受け入れようぜ
大丈夫だから」
それこそが最高のパフォーマンスなんだと。
それがないとつまらないでしょ。
自分の中にある物を開いて提示する作業が必要なんだと。
相手に合わせるのではなくて自分のダンスをぶつけてみたら
吹っ切れた大前光一の踊りにメンバーはめを見張りました。
「凄いよマジで」
「こうやってやるんだな 落ちる感じで」
「最高だね 体の高さを自在に変える動き」
ここからが始まりです。
皆で踊りを作る作業に入りました。
ラストシーンも提案しました。
僕から心を開いて行けばかれらも受け入れてくれる。
本番当日の結果は
本番当日に舞台が始まる前にKevinはみんなの前で言いました。
「この数日で光一の踊りは更に進化した。
彼は片足を使って 誰よりも挑戦していた
それに比べて俺はやり切っていない
たくさんのことを気づかせてくれた
一緒に踊れて最高だったぜ
とても感謝しているJabbawockeezに参加してくれてありがとう。」
この日の舞台は大成功でした。
スタンディングオベーションが延々と続きました。
義足ダンサー大前光市のJabbawockeezとのラスベガス共演は? まとめ
能力があるもの同士であっても
共同して良いものを作るには
お互いに心を開いて完成に向かって努力する必要があります。
心を開いて個性をさらけ出していくことは日本人には戸惑いがありますが
本当の和とは完成度の高さが物語るでしょう。
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