利益を出した投資とは?金・不動産投資信託・株式投資信託をワイド!スクランブルが検証
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2019年6月12日のワイド!スクランブルでは
過去15~20年間の期間に投資をしてきた場合にどれぐらいの利益を出せたのかを
楽天証券経済研究所研究員 山崎 元 さんにとともに検証しました。
番組では金・不動産投資信託・株式投資信託をしてきた場合の利益の検証をしてみました。
麻生大臣の「2000万円老後は不足する」発言で物議をかもしていますが
「金融庁が国民に投資を勧めたかった」ことが背景にあるいわれています。
(部会のメンバーには銀行員もはいっているため)
なにしろ提言の中にはNISAをはじめいろいろな金融商品が並んでいるそうです。
政府自ら年金の運用で15兆円もの損失を出しておきながら
国民には投資を進めるというのはお笑い草でしかありませんが、
「不足分=投資で稼ぐ」というのは世界的潮流でもあります。
では実際に過去投資をしてもうかった商品はあるのでしょうか。
投資で儲ける大原則とは
長期間投資案件持ち続けなければ儲けることができないということです。
島国日本といっても世界の好不況の波や戦争や大災害などの影響を大きくうける時代です。
過去15~20年間の期間に投資の状況を見てもリーマンショックの時に手放した場合は元本割れをしています。
20年間毎月2万円積み立てした場合の利益の検証
毎月2万円づつ利率が0.25%の定期預金に20年間積み立てした場合の試算結果の利益は12万円1000円となりました。
リスクが少ないのが定期預金のメリットですが、単なるお財布代わりとも言えそうです。
ちなみに現在0.25%もの利率を出しているSBJ銀行以外はありませんね。
ネットバンクにはいくつかあるようですが。
株式投資信託で利益を出すには
投資家が株式投資信託会社に投資し、運用の専門家がその資金を運用します。
元本480万円で20年後の利益は約462万8000円となりました。
商品は日経平均株価 連動型で毎期2万円づつ積み立てした場合です。
日経平均と連動するように運用する商品です。
リーマンショックの時(2008年~2013年)は元本割れしていますが、それ以後大きく利益を出して2018年11月時点の利益が約462万8000円となっています。
儲けるには落ちたところでやめないで上がるまで待つだけの忍耐と経済的余裕が必要ですね。
不動産投資信託(J-REIT)で利益を出すには
不動産投資信託(J-REIT)という金融商品が出てきたのが15年前なので検証は15年間で行いました。
15年間で元本300万円に対し利益は約264万1000円という結果でした。
この場合もリーマンショックを受けた期間は元本割れしていますが2013年以後は利益を出しています。
金とプラチナで利益を出すには
番組では田中貴金属店に取材しました。
金の特徴は世界の共通資産で、人類6000年の中で一度たりとも価値を失ったことがないとされている資産。
インフレが進行するとお金の価値は目減りしますが、金はそんな中でも価値は変わりません。
現状は世界が不安定なので各国政府が金を保有する動きになっているので金の値段は上がっているそうです。
金の相場は今までの歴史の中で戦争が起こると相場が大きく動いたことはある
最近は世界の経済状況や政治家の発言に大きく左右される傾向を持つ
田中貴金属 貴金属リテール部長 加藤英一郎 さん
金は市場が安定していますが、プラチナは希少性が高いので価格変動が激しい商品です。
金とプラチナで利益を出すにはやはり長期で保有することが損をしないコツとか。
毎月2万円で金を購入していたら20年後の現在はいくらになっいたのか
金の利益は約550万円、プラチナは-42万円という結果でした。
利益を大きく出した投資とは?金・不動産投資信託・株式投資信託の検証 まとめ
投資にはリスクがあります。
儲かるまで待てるだけの経済的余裕と心構えが必要です。
選ぶ決め手を楽天証券経済研究所研究員 山崎 元 さんに聞きました。
株式とか不動産は経済活動に参加している商品でもあるので長期的に保有するのであればお勧めといいます。
将来戦争などでインフレが予測される場合は金に需要が集まります。
手数料が0.5%以上の商品は高いのでやめた方が良いとも。
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