認知症のお金の管理で銀行を利用する方法とは。NHKおはBiz
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認知症になって物忘れが激しくなると困ることの一つに金銭管理ができなくなることがあります。
2019年6月12日のNHKでは銀行を利用した金銭管理の方法を紹介しました。
家族に認知症人がいる方は以下のような事例を経験されていることでしょう。
・お金を使った用途覚えていない
・通帳と印鑑の置き場所がすぐわからなくなる
・財布をすぐ無くする
・小銭を使えないので財布がおつりだらけになる
・詐欺にすぐに引っかかり契約してしまう
・何度も孫にお小遣いを与えようとする
現在高齢者の独居世帯が600万世帯ほどありますが、さらなる高齢化とともにお金の管理が問題となることは必致です。
2025年にはこのような認知症の方は700万人を超えるといわれています。
1人暮らしで認知症になったら金銭管理はどうしたらよいのでしょうか。
三菱UFJ信託銀行の は一つの解決方法を作り出しました。
スマートフォンの専用アプリを使って本人と親族らの間で情報を「見える化」することで、簡単に、なおかつ安全に支出を管理できる信託商品「代理出金機能付信託 つかえて安心」を商品化しました。
認知症に対応した金融サービス
判断能力が十分なうち本人が銀行と信託契約してお金を口座にあずけます。
家族や親せきなどから一人を代理人として選定します。
本人が認知症になった後でも代理人がお金を引き出すことが可能になります。
お金を何に使ったのかは
代理人以外の家族もアプリのメールで通知を受けます。
夫を亡くし子供がいない90才になる女性は
近くの町に住む「おい」に代理人を引き受けてもらいました。
お金の引き出しで使うのはスマートフォンのアプリです。
写真写真写真
領収書などの画像を撮影して送ります。
面倒見ているいとこたちも納得して
この出費はきちんとしたものだと若ねようになっているのです。
認知症になったとしてもお金を守りつつ使う一つの手法を「代理出金機能付信託 つかえて安心」を提案しています。
「代理出金機能付信託 つかえて安心」とは
契約者本人は信託口座に資産を預け、代理人を1人指定します。代理人は、契約者の3等親以内の親族、弁護士、司法書士の中から選ぶことができます。
また、契約者や代理人がふだん使っている口座を払い出し口座として指定しておきます。
病院の受診料や薬代、日々の買い物などの出費があったら、契約者や、代わりに支払った代理人は領収証をスマートフォンで撮影し、専用アプリで払い出し請求をします。
すると、信託銀行の店舗に行くことなく信託口座から、指定口座にお金が振り込まれる仕組みです。毎月1万~20万円の範囲で、定額でまとめて払い出し設定することもできます。
ポイントとなるのは、請求日から入金されるまでに5日間の「みまもり期間」があり、事前に登録された親族などの閲覧者にも請求内容が通知されることです。
閲覧者は、契約者と代理人が何人でも指定することができます。
閲覧者には請求の取り消し権限はありませんが、代理人以外の家族にも支出状況を「見える化」することで、「代理人による不正利用の相当な抑止力になります」。
デジタル技術を活用し、人の手を介さない仕組みのため、信託金額は200万円から利用でき、信託報酬も他の信託商品に比べて割安に設定されています。
この商品は特許出願中で、今までにない仕組みだそうです。
「つかえて安心」に関するお問い合わせ窓口
0120-522-204
つかえてあんしん
(無料)
ご利用時間/平日9:00~17:00(土・日・祝日等を除く)
認知症のお金の管理で銀行を利用する方法とは。NHKおはBiz まとめ
口座名義人が認知症で判断能力を著しく欠けると銀行が認識、あるい家族からの依頼により口座が凍結されると成年後見人か、同居する家族でなければお金の引き出しができなくなります。
成年後見制度を使うためには、家庭裁判所へ申立てが必要です。
制度の利用開始までには、3~4カ月かかります。
現在21万人しか利用者がいません。
また独居老人の場合はどうすればよいのでしょうか。
そんな場合に「代理出金機能付信託 つかえて安心」はとても有効な解決策ですね。
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