豊田吉哉医師の心肺手術を支える努力とは!!生き方の原点は?
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豊田吉哉医師の専門は心臓と肺です。
この記事では肺の移植手術に豊田吉哉医師のゴッドハンドがにっいて書きます。
肺の移植手術も時間との勝負です。
2018年2月4日のテレビ番組「世界なぜそこに日本人」では
は通常の半分以下の時間で肺移植手術を終わらています。
豊田吉哉医師の生き方の原点は?
豊田吉哉医師は「自分の知識と技術が少しでも患者の役に立つなら続けていきます。
そこにやりがいがある」といいます。
寝ている時間以外は手術したり研究したり、縫合の練習をしたりで人生をささげている豊田吉哉医師の
その生き方の原動力はどこにあるのでしょうか。
豊田吉哉医師が心臓病の医師を目指した原点は最愛の祖母の死にあります。
とても抑えた表現で当時の気持ちを述べてますが
豊田吉哉医師のその後の行動を見ればとてつもない
エネルギーを生み出した出来事であったことがわかります。
豊田吉哉医師の最愛の祖母が亡くなったのは中学生の時です。
心臓病の手術でなくなりました。
「自分がもし医者になれれば患者さんを救うとまでは言いませんけど
何かできる可能性があるかなと思いました」豊田吉哉医師
手術があると聞けば「私にも手伝わせてください。もしだめなら見学だけでも」と志願しました。
休日も返上して1日18時間研究と現場での実践をしました。
豊田吉哉医師の肺や心臓手術を支える努力とは!
豊田吉哉医師が時間さえあれば良くやっていたというのが
傷口を抜い合わせる縫合の練習でした。
「実際の手術では1秒でも早い方がいいですからね」豊田吉哉医師
車を運転しているときも赤信号で車が止まるたびに
ハンドルで縫合の練習をしました。
「車が溜まるたびにハンドルに縫い付けていました」妻の真由美さん
この基礎の繰り返しが縫合の正確性とスピードのアップに貢献して手術の成功率を大きく上げました。
「心臓ですからね。心臓が動かなければ人は死にますから」豊田吉哉医師
「できたら完璧な手術を目指しますけど、常に完璧な手術なんてありませんので努力します。」
その縫合の練習の結果は数十万本に及んだといいます。
豊田吉哉医師の肺手術に密着
豊田吉哉医師が自宅に戻って机に向かっていたら
「良好な肺のドナーが見つかりました」病院から連絡が入りました。
肺移植をするために再び病院へ向かう豊田吉哉医師。
豊田吉哉医師は肺移植の名医でもあるのです。
過去には心臓と二つの肺を同時に移植したこともあるとか。
59才のSさんが侵されているのは肺気腫です。
長年息苦しさを感じてきました。
9か月間まちついにその時が来ました。
今回の手術は二人同時に肺を移植します。
肺は330kmはなれた別の州の病院で取り出して運ばれてくるのです。
到着時間を計算して手術を行うのです。
脳死ドナーは時間とともに臓器の機能は衰えてしまうので時間がかかると移植後臓器が機能しないこともあります。
移植完了までの時間は1分1秒でも短い方が良いのです。
時間短縮のために豊田吉哉医師の移植チームは到着前に先行して手術を始めました。
ポイントを尋ねると
「吻合といって、気管支と肺動脈と肺静脈をきちんとつなぐこと」豊田吉哉医師
肺移植手術は短時間で3箇所を正確に縫合しなければなりません。
右胸の開胸手術から始まりました。
「血管が弱くなっている。クリップを!」
弱くなった血管を傷つけないように丁寧に肺から切り離していきます。
その時
肺の到着が渋滞で遅れている連絡が入りました。
緊急事態にも冷静に対処する豊田吉哉医師
豊田吉哉医師の手術は順調に進んでいるときに
肺の到着が渋滞で遅れている連絡が入りました。
先生自ら病院へ連絡を取ります。
交通渋滞のため1時間遅れを確認しました。
その間患部に最近が入らないように対策を取りました。
それから肺の到着時間に合わせて手術を再開しました。
あと10分で肺が到着するタイミングで患者の肺を取り出しました。
肺気腫の特徴は黒い班点とボコボコした表面とか。
手術室の中に移植する肺をクーラーボックスの中に入れて看護婦が入ってきました。
3時間前に取り出された肺です。
縫合する血管や気管支を患者の体に合わせて整形調整します。
新しい肺を患者の中に入れました。
豊田吉哉医師がすばやく縫合していきます。
何十万回と訓練してきた努力の縫合技術です。
「よしできた!肺の動きを再開しよう!」
肺に血が入っていくと鮮やかな血色によみがえりました。
豊田医師が活躍できるアメリカの医療の土壌と日本の差
豊田医師の肺移植や心臓手術に関するゴッドハンドのすごさは豊田医師自信の個人的な努力があるのはもちろんですが、
それを支える医療体制の整備にも問題がありそうです。
たとえば日本では脳死ドナー提供者の数が圧倒的に少ないのです。
人口100万人当たり15人以上の脳死下臓器提供が行われている国は、スペイン、オーストリア、アメリカ、フランス、イタリアなどの国々があります。
日本は人口100万人当たり0.5人と世界最低レベルです。
また医療先進国と比較すると体制が整備されていないので移植医師チームの個人的な犠牲に成り立っているともいわれています。
そんな中岡山大学病院の呼吸器外科医・大藤剛宏は、世界初の試みに次々と挑み、肺移植の手術に新たな道を開いていると紹介されています。
岡山大では、脳死肺移植が日常的に行われる米国、豪州に医師を派遣しています。
★岡山大学の体格差肺移植
体格差ある人の脳死肺移植成功 岡山大病院、基準改正後初めて https://t.co/HZn7bjcTSW
— 産経ニュース (@Sankei_news) 2018年4月28日
★岡山大学のパーツ合体肺移植
パーツ合体の片肺移植成功 岡山大世界初、50代女性に https://t.co/AEc5zLCpQU
— 47NEWS (@47news) 2017年7月2日
★岡山大学の最年少肺移植
国内最年少、1歳女児へ脳死肺移植に成功 岡山大 – 産経ニュース https://t.co/A2gjyaoJnq @SankeiNews_WESTさんから
— 産経ニュースWEST (@SankeiNews_WEST) 2017年5月11日
豊田吉哉医師の肺手術を支える努力とは!!生き方の原点は? まとめ
通常肺を取り出してから新しい肺を入れ縫い終えるまで約1時間半程度はかかるといわれています。
豊田吉哉医師は半分以下の38分で終了させました。
まさにゴッドハンドですが、その裏には10万回以上と言われる縫合の練習があります。
豊田吉哉医師のアメリカでの活躍は移植手術が圧倒的に多い土壌もあって当面とどまるところがなさそうです。
寝ている時間以外は医療に捧げる生き方など人間として学ぶところも多くあります。
日本の医学生もそんな環境でどんどん学んでほしいものですが。
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