六花亭の経営とは？カンブリア宮殿が迫る生き残り術とは

2018年10月4日のカンブリア宮殿は北海道土産で絶大な人気を誇る六花亭生き残り経営について迫ります。

新千歳空港やデパートや菓子店舗で北海道の土産といえば六花亭というほど六花亭の菓子は人気があります。

特に「マルセイバターサンド」や「ストロベリーチョコ」などは大ヒット商品です。

六花亭の札幌中央区　札幌本店はでは他のオリジナル商品が売れています。

全180種類ばら売りしています。

ケーキは200円台という安さです。

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カンブリア宮殿はその独自すぎるサバイバル術の全貌に迫ります。

来週のカンブリア宮殿は六花亭！https://t.co/mLjAG0IphG pic.twitter.com/AOcHAgVwNT

— 陽 (@S_YOHKO) 2018年9月27日

数多くのロングセラー菓子

「マルセイバターサンド」工場では1日20万個製造ビスケット生地は機械で捏ねた後職人が手作業でこねていきます。

全ての面を同じ硬さにするためです。

そうしないとサクサクした食感が得られないそうです。

小田豊の菓子作りの原点は茶道です。

時間が生み出す価値。

時間を重ねることで価値を高める。

マルセイバターサンドは発売から41年。

マドレーヌの大平原は発売から55年。

ひとつ鍋は発売から66年。

時間を重ねたロングセラーが数多くあります。

 

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発売後も改良を重ねる菓子

発売後も均一に焼き上げるにはどうしたらいいかなど、改良重ねていました。

支持されている菓子は発売されたときよりも良くなっていると小田豊は言います。

売り上げや規模の拡大を追わない

六花亭には売り上げ目標も販売ノルマもありません。

物産展でどれだけ売れていても東京へは進出しない。

それでいて売上高200億円をたたきだす。

企業の永続性につながることかどうかが判断基準といいます。

あえて機械化はしない。どこかに手作業の余地を残しておかないと作りての意志が入らない。

あなたの今日の仕事はたった一人で良い。

この店に買いに来て良かったと満足してくださるお客様を作ることです。

売り上げではなくて客数なんです。

地元に住んでいるお客に支持されないと企業の永続性は考えられないし続かない。

帯広の六花亭本社には会社の歴史を表すそのものがあります。

建物の壁一面に働いてくれた従業員の銅板性のネームプレートが貼ってあるのです。

六花亭は元々は小さなお菓子屋さんでした。

1933年「帯広千秋庵」として創業しました。

札幌千秋庵の帯広支店としてスタートしました。

小田豊は1972に入社しました。

当時は国鉄が仕掛けたディスカバージャパンがあって国内旅行ブームでした。

帯広では愛国から幸福ゆき切符と日本初のホワイトチョコレートです。

このヒットを機に1977年千秋庵に暖簾を返して社名を六花亭にしました。

その記念に作ったのが「マルセイバターサンド」でした。

これが大ヒットになりました。

1980年代は北海道内に出店攻勢をかけ急成長を遂げました。

東京のデパートから出店要請もありましたが、父の言葉ありました。

デキモノと食べ物屋は大きくなったらつぶれる。

小田豊は東京に進出しない代わりに従業員の質の追求にのりだしました。

六輪という社内新聞を毎日発行しました。

中身はプライベートから仕事の改善提案まで従業員初の意見や感想が掲載されています。

一日一情報というシステムがそれを可能にしています。

従業員は毎日仕事が終わったらいいたことを231文字以内で文章を提出します。

翌日経営陣の元で新聞に掲載される原稿を選びます。

六花亭製菓株式会社の会社概要

創業:1933年

資本金:1億3,150万円 (六花亭グループ)

代表者:代表取締役社長　佐藤 哲也

従業員数:1,346名(正社員／977名、パート／369名)2018年4月1日現在

事業内容:和洋菓子製造販売・美術館運営

売上高:196億円 （六花亭主要5社／2017年3月期実績）

本社工場:〒080-2496　北海道帯広市西24条北1丁目3-19
TEL：（0155）37-6666

店舗数
帯広地区：16店舗　　札幌地区及び札幌近郊：40店舗　　釧路地区：6店舗
函館地区：4店舗　　旭川・富良野地区：5店舗

関連会社
株式会社六花亭、株式会社六花亭北海道、株式会社ふきのとう、六花亭商事株式会社、六花亭総業株式会社、有限会社六花荘農園、有限会社六花亭食文化研究所、株式会社サンピラー、株式会社アトリエ28

主要製品
マルセイバターサンド、マルセイバターケーキ、ストロベリーチョコ、霜だたみ、チョコマロン、大平原、チョコレート、マルセイビスケット、マルセイキャラメル、いつか来た道、ひとつ鍋　ほか

来週のカンブリア宮殿、六花亭だー！絶対見る！六花亭愛してる💕大平原愛してる💕💕ていうか北海道を愛してる❤北海道行ったらお土産の9割六花亭😙

— ocean_co (@ocean_co) 2018年9月27日

六花亭の経営の特色は

一般的な休暇の他に他にバースデー休暇、メモリアルデー休暇（各年1回）。

特に有給休暇取得29年連続100％達成というのがすごいですね。

残業0はとっくに実現しています。

従業員6人以上が参加すれば、交通費・宿泊費・飲食費などの7割を会社負担します。

六花亭のポリシーとしても定番商品でも改良を続けているとのこと。

社内報においては毎日発行され、従業員が毎日1ネタと1人1日1情報制度で行っており、全従業員に配られるとのこと。

ストロベリーチョコは1人1日1情報制度から生まれました。

社内表彰
年2回＝最優秀社員賞（白臈賞）、優秀社員賞、麓賞、MVP職場賞
年1回＝最優秀新人賞（三餘賞）、新人賞
月1回＝月間MVP賞、今月の顔
随 時＝ザ・晴れ晴れ

今月の顔の褒章がうにやトロを職人や役員が握ってくれるのです。

更に特別ボーナスが20万円でます。

社員に毎日創意工夫をさせているだけでなく日本ではいまでも珍しい有給休暇取得29年連続100％達成という企業はほかにはないでしょう。

従業員全員の能力を引き出すのがトップの仕事と小田豊はいいきります。