ウルグアイ産牛肉輸入解禁!!「グラスフェッド ビーフ」の価格は

ウルグアイ産の牛肉は2000年に牛の伝染病口蹄疫が発見されて以来、日本への輸入はストップしていました。

ウルグアイはワクチンの接種で口蹄疫秒を食い止め2001年以降の発生はありません。

農林水産省は2019年2月7日、16カ所のウルグアイの牛肉輸出施設を対日輸出施設として認定しました。

2018年3月22日に政府間合意、11月27日に衛生条件の締結に至っていましたが、今回の施設認定を受け、正式に対日輸出が開始されることになったわけです。

国内レストランのブロンコビリーは早速5月27日からウルグアイ産「炭焼き 超厚切り 熟成 サーロインステーキ」販売すると発表しています。

単品価格で150グラム1,480円（税別、以下同）、200グラム1,780円、300グラム2,480円、400グラム3,180円という比較的リーズナブルな価格で

6月からは一部スーパーでも販売が開始されるとのことです。

ウルグアイ産牛肉「グラスフェッド ビーフ」がおいしいわけは

ウルグアイ産の牛肉は「グラスフェッド ビーフ」といって引き締まった上質な赤身肉が特徴です。

牧草主体で育てられた牛肉は赤みが多くて脂肪が少なく健康志向の人たちにも人気です。

日本やアメリカでは穀物主体で育てる(グレイフェッド)ので脂肪が多くて柔らかくて霜降りがおいしいとなりますがそれとは違う味わいになるわけです。

ウルグアイの国土面積は日本の半分ですが

80％が牧草地で栄養価の高い牧草地が多いという風土です。

この広い牧草地を生かして現在では世界7位の牛肉輸出国です。

人口は324万人なのに牛は1000万頭以上もいるのです。

ウルグアイ産牛肉「グラスフェッド ビーフ」がおいしいわけは

「成長ホルモンを使用していないので、アメリカやオーストラリア産と比べて牛の大きさが約3割ぐらい小さい。肉のつまり方が違う」からとブロンコビリーの竹市克弘代表取締役社長はいいます。

アメリカやオーストラリアの牛は大きく成長させるためホルモンが打たれ、穀物飼料で飼育されていますが、

ウルグアイの牛は放牧状態でノンホルモンで100％牧草で飼育されているオーガニック牛で、

ストレスのない状態で小柄に育ちます。

ストレスのない状態の牛乳や肉がおいしいことは日本国内でも認知されてきていて名立たる牧場で採用されています。

うでききの猟師はおいしい肉を入手させるためストレスをかけないように一撃で仕留めるといいます。

ウルグアイ牛を食べたNスタの富樫ディレクターは「肉厚でも赤みが柔らかい。癖もなく肉汁がたっぷり」と評しています。

ウルグアイ産牛肉「グラスフェッド ビーフ」がおいしいのは放牧でノンストレス、ノンホルモンのオーガニック牛からきているわけです。

ウルグアイ産牛肉「グラスフェッド ビーフ」の価格は

6月中旬から一部スーパーでも販売されるウルグアイ牛肉の価格はオーストラリア産と比べて15％ほど高いだろうといいます。

安さの順で並べると

オーストラリア牛　→　ウルグアイ牛　→　アメリカ牛　→　和牛　の順になります。

品質のばらつきがなければお買い得ですね。

ウルグアイ牛おいしい食べ方はアサード

ウルグアイの国民一人当たりの牛肉消費量は世界一の59.2kg弱で日本人の6.3kgの10倍です。

ウルグアイの家庭では週に2～3回自宅でアサードを楽しみます。

味付けは主に塩で、火力は薪です。

薪は遠赤外線が強いですから分厚い肉でも中までよく火が通るわけです。

ウルグアイ大使のセサル・フェーレルさんはウルグアイ牛は

厚く切って食べるのがおすすめでミディアムがおいしいといいます。

日本人は分厚い牛肉を焼くことは家庭ではないのでとりあえずブロンコビリーで試食してみるのがおすすめですね。

ブロンコビリー店舗一覧

ウルグアイ産牛肉輸入解禁!!「グラスフェッド ビーフ」の価格は　まとめ

ウルグアイの特産品はほかにはマテ茶、革製品、羊毛製品などですが、最大の売りは人物ですね。

世界一貧しい大統領として世界じゅうに紹介されたホセムヒカを産んだ国です。

現在は退職していますが、在職中は自分が得る給与の90％を慈善事業に寄付して世界一貧しい大統領といわれました。

現在もムヒカの個人資産は、フォルクスワーゲン・タイプ1（ビートル）とトラクター、農地、自宅のみです。

ムヒカの愛車である1987年製フォルクスワーゲン・タイプ1（2014年現在の価値は2800ドル（約32万円））をアラブの富豪から100万ドル（約1億1600万円）で買い取る事を打診された際、

地元のラジオ番組で「友人たちから貰った物だから、売れば友人たちを傷つけることになるでしょう」と、これを拒否する発言をしました。

お金に執着しない確たる人生観をもっているわけです。

そんな大統領を生み出すウルグアイが

生み出す牛肉のお味はどんなものなのでしょう。

(でも大統領の先祖は大虐殺者スペイン人なのでしょうが)