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頻尿を簡単に改善するツボは?

公開日: : 最終更新日:2018/09/25 トレンド

2018年9月24日のNHKの特別番組「東洋医学ホントのチカラ」は

頻尿を簡単に改善するにはあるツボの刺激で劇的な効果があることを証明しました。

近年、鍼灸やツボの治療の効果が研究により実証され西洋医学の現場でも導入が進んでいるのですが、

医療機関は医療費の削減のためにも広く流布して欲しいものですね。


鍼灸治療の現在は?最先端の医療現場や米軍での鍼灸の活用状況は

昼間頻尿に悩む人は約3300万人、夜間頻尿に悩む人は約4500万人と言われています。

Hさん59才は1時間に一回ぐらい行くと言います。

5時間で7回もトイレに行きました。

膀胱が一杯になると自律神経の指令により膀胱の筋肉が収縮を開始して尿意がもたらされます。

ところが自律神経に異常が起きると

尿が十分に溜っていないのにぼうこうの筋肉を収縮させる指令を出してしまいます。

このため頻繁に尿意を感じてしまいます。

このような症状を過活動膀胱といいます。

過活動膀胱は投薬治療で直せますが、便秘や口の渇きなどの副作用が出ることも少なくありません。

そのため治療を続けられない人も多いと言われています。

頻尿をツボを刺激して劇的改善

東京都健康長寿医療センター 自立神経機能研究所 堀田晴美博士 は自律神経の働きについて長年研究をしています。

過活動膀胱の治療法について教えてもらいました。

堀田晴美博士が「これです」といって手にしたのは小さな親指の太さ程度のローラーです。

ソマプレーンと言います。

ソマプレーン1個入り

このローラーを使って会陰(ツボ)を軽く刺激します。

皮膚を刺激するということで鍼と同じ効果があると言います。

会陰とは股間にあるツボです。

肛門の前数センチの股間を優しく左右にローラーします。

会陰の場所がイメージできない方は「会陰 画像」で検索してくださいね。

頻尿の効果の実験結果は

番組では会陰の刺激の効果を検証しました。

協力してくれたのは過活動膀胱に悩む40~60代の女性11人です。

質問表で状態を把握します。

Q1・圧起きたときから寝るまでに何回おしっこをしましたか。
  7回以下・・・ 0点  8~14回・・・1点  15回以上・・・2点

Q2・夜寝てから朝起きるまで 何かいおしっこでおきましたか
   0回以下・・・ 0点  1回・・・1点  2回・・・2点 3回以上・・・3点

Q3・急におしっこがしたくなり、我慢できずにトイレに駆け込んだことはありますか
  なし・・・ 0点  週1回未満・・・1点  週1回以上回・・・2点 1日1回くらい・・・3点   1日2~4回・・・4点 1日5回以上・・・5点

Q4・急におしっこがしたくなり我慢する間もなく漏らしたことがありますか
なし・・・ 0点  週1回未満・・・1点  週1回以上回・・・2点 1日1回くらい・・・3点   1日2~4回・・・4点 1日5回以上・・・5点

過活動膀胱になると我慢すらできないことがあるとか。


以上の4問で合計が3点以上で過活動膀胱
となります。

 

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実験の参加者は6点~13点となり全員 過活動膀胱です。

実験参加者全員にあのローラーを渡しました。

1日1回、5日間 会陰を10回ほどローラー(ソマプレーン)で 軽く左右に往復刺激してもらいました。

皆「あやしい」「こんなので?」と半信半疑です。

薬は飲みません。


5日後の結果は全員が改善し0点になった人もいました。

なぜ会陰の刺激が効果があるのか

会陰を刺激するとその刺激は仙髄に伝わります。

仙髄は膀胱の筋肉コントロールする自立神経が通る場所です。

会陰の刺激によりぼうこうへの自律神経が遮断されるそうです。

その結果膀胱の過剰な収縮が抑えられるというものです。

結果尿意がなくなるのです。

大学病院で鍼灸治療を行っているところがあります。

高度な衣料設備を備え、経験豊富な医師の指導のもとで治療を受けることでより

確実な改善を得ることができるでしょう。

鍼灸治療を行っている大学病院

副作用がなく体に負担がかからない治療法として、沢山の大学病院で鍼灸治療が行われています。

鍼灸師はさまざまな診療科で活躍し社会貢献しています。

大学病院で鍼灸治療をおこなっているところをいくつか紹介します。

診療内容については病院の説明をそのまま添付しています。

★東北大学病院 鍼灸外来

鍼灸漢方外来では、漢方薬と鍼灸治療を併用して難治性疾患の治療を行っています。

当院眼科とは緑内障の鍼治療の研究を行っており、良い結果が出ています。

同様によい結果が出ているのが、中程度の重症筋無力症の鍼治療です。

緑内障も重症筋無力症も、多くの方が治療を受けています。

パーキンソン病も外来では多い疾患です。

★筑波技術大学 東西医学統合医療センター

当センターの鍼灸治療は,伝統的な治療法に科学的な観点を加えて施術を行っています。

例えば,より安全性の高い鍼灸治療として,感染予防のための衛生操作や,手術器具と同じ水準で滅菌されたステンレス製ディスポーザブル(使い捨て)鍼,
熱傷を作りにくい台座灸・電子温灸などを取り入れています。

また,患者様の症状に合わせて,低周波を用いた鍼通電療法,円皮鍼(絆創膏で皮膚に貼って使用する鍼),各種物療機器などを用いて治療を行います。

当センターの鍼灸外来では,診療部門と連携を図りながら様々な症状に対応しています。

お困りの症状をお持ちの方は,お気軽にご相談ください。

当センターで鍼灸治療を受けられる方は,以下の点にご留意ください。

以下の該当する方は、鍼灸治療の前に医師の診察を受けていただいておりますので、必ず健康保険証をお持ちください。

はじめての方(初診)

前回の治療から半年以上を経過している方

初診時と異なる症状の方

鍼灸治療は健康保険適用外(1回3000円[税別])です。

★三重大学医学部附属病院 麻酔科(統合医療・鍼灸外来)

統合医療とは、現代西洋医学と安全性と有効性がある程度はっきりしている伝統医学(鍼灸)などを積極的に取り入れ、統合的な治療とケアをしていく医療です。

鍼灸は患者さまの症状や生活習慣、体質などに合わせて、経穴(ツボ)を選択し鍼と灸を用いたオーダーメイド医療を行っています。

主な診療内容
身体の痛み、不調などに対応し、具体的には
肩こり、腰痛、膝痛、その他関節痛など身体の慢性的な痛み、だるさ、手足の冷え
耳鳴り、めまい
しびれなどの神経症状
様々な症状への予防など
お身体のことで何かお悩みがあればお気軽にご相談下さい。

★慶應大学医学部 漢方医学センター

様々な疾患に対して、西洋医学ではカバーできない症状や疾患に対して、漢方医学(我が国の伝統医学)の理論に基づいた治療を行います。

種々の疾患を対象としていますが、疾患の種類や程度によっては、現代医学的な治療をお勧めする場合や、 現代医学的な治療を併用する場合があります。

各種健康保険の範囲内で、外来で治療を行いますが、必要に応じて他科に入院されている患者さんに対して漢方的なアドバイスを行うことも有ります。

特色・方針・目標

平成5年、慶應義塾大学病院に「現代医学のなかで漢方治療をより良く生かす」を理念として漢方クリニック(現 漢方医学センター診療部)が開設されました。

現在では患者数も増え、最先端の医療と身体全体にやさしい漢方治療とを同時に受けられる数少ない施設としての地位を確立しています。

そこでは西洋医学に加え漢方を専門に研修した医師より、脈診・舌診・腹診など漢方医学の伝統的な診療方法に基づいて、

個々の患者さんに最も適した伝統的な漢方薬による治療を行っております。

服用の簡便なエキス剤が主ですが、伝統的な煎じ薬を出すこともあります。

いずれも保険が適用となりますので、経済的負担が少なく専門家の診療が受けられます。

次のような症状を扱っております

・胃腸障害(腹痛、下痢、便秘)、慢性肝炎
・アレルギー疾患(アトピー性皮膚炎、喘息、花粉症、蕁麻疹など)
・不妊症、習慣性流産などの産科疾患
・月経不順、月経痛、冷え症などの婦人科疾患
・心身症、自律神経障害、神経症など
・高齢者の老化にともなう種々の症状(前立腺肥大、しびれ、膝痛など
・高血圧、糖尿病など生活習慣病
・風邪をひきやすい、おなかを痛がるなどの虚弱児童
・癌や膠原病などに伴うさまざまな体の不調や体力低下

★東京女子医大 東洋医学研究所クリニック

当施設は鍼灸治療を専門に行う施設です。

治療対象となるのは痛みや筋肉のコリだけでなく、循環を改善したり、自律神経へ働きかけたりして、さまざまな苦痛を取り除くことに役立ちます。

また、心身のリラクゼーション効果や健康を維持し病気を予防する効果も期待できます。

とくに慢性的な苦痛を持っていたり、たくさんの症状を持っていたりする方は、治療を継続することで良い状態を保てている方が多くみられます。

研究や教育などの活動も積極的に行っています。

研究活動は臨床研究を中心に行っており、各鍼灸師が研究テーマをもって関連学会等に報告しています。

教育活動は平成4年から本学医学生への教育、平成17年からは鍼灸師の臨床研修を行っています。

また、医師への教育などにも携わっています。

鍼灸に関する知識を持つ医療関係者や、基本的な臨床能力を身に付けた鍼灸師が増えることで、鍼灸の普及にも微力ながら貢献していきたいと考えています。

★福岡大学病院 東洋医学診療部

 当部では、漢方薬と鍼灸による治療を行っています。

 漢方薬治療では漢方医学的な問診、診察によって、体のバランスのくずれを判断して、そのバランスの調整をする事のできる漢方薬を使用します。

 漢方薬治療の対象になる疾患は以下のものがあります。
・関節痛、筋痛、腰痛、神経痛、肩こり等の骨関節筋疾患
・脳血管障害、頭痛、めまい、末梢神経障害等の神経疾患
・関節リウマチ、強皮症等の膠原病疾患
・咽喉頭異常感症、鼻炎、めまい等の耳鼻科疾患
・胃炎、機能性胃腸症、腹痛、便秘、下痢等の消化器疾患
・冷え症、のぼせ、月経異常、更年期症状等の婦人科疾患
・鬱症状、不安障害、認知症等の精神神経疾患
・感冒、気管支炎、気管支喘息等の呼吸器疾患
・動悸、心臓神経症等の循環器疾患
・皮膚炎、じんましん、しもやけ等の皮膚疾患
・多尿、排尿障害等の腎、泌尿器科疾患
・糖尿病、メタボリック症候群、肥満症、発汗異常
・全身倦怠感や原因のわからない不調
 西洋医学的な治療がない場合、又は効果が不十分な場合、副作用で治療継続ができない場合なども治療可能な事があります。
 漢方薬による診療は保険診療です。
 漢方薬は当部以外の多くの診療科でも処方を受ける事ができます。

 鍼灸治療では、向野義人前東洋医学診療部長によって考案されたM-Testを使用しています。M-Testは体にある経穴(ツボ)とそのつながりである経絡に運動負荷をかけて、バランスの崩れている経絡を判断し、治療する方法です。
・最も治療効果のある経穴や経絡に対して適切な刺激で治療を行います。
・刺激する鍼は皮膚にわずかに刺さる円皮鍼(鍼の長さは0.6~0.3mm)や皮膚を刺すことのない
・柔らかい材料のマイクロコーン(ソマセプト、ソマレゾン)を使用します。
・鍼治療の対象は疼痛性疾患、めまい、しびれ、浮腫、肥満などにも効果があります。
・鍼灸は病院内では保険診療ができませんので、自由診療になります。
 様々な症状に対して漢方治療を行う事はできますが、症状のすべてを取り去ることはできません。
しかしお困りの症状をいくらかでも軽減できる様にお手伝いさせていただきます。

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