樫山文枝&日色ともゑ の徹子の部屋・朝ドラ、宇野重吉を振り返る

劇団民藝に所属する2人は、名優であり厳しい演出家でもあった宇野重吉に育てられた“教え子”です。

米倉斉加年をはじめとして宇野重吉を「宇野先生」「重吉先生」と呼ぶ俳優、女優は沢山いました。

今年は宇野重吉が1988年1月9日に亡くなって30年を迎える年です。

徹子の部屋では、宇野を師と慕う樫山、日色のために貴重な映像を紹介します。

今から40年以上前、宇野さんが盟友・石原裕次郎さんと共演し、昭和のお茶の間で愛され続けたテレビCMです。

今も樫山と日色の人生を支える宇野重吉の教えとは…。

2人とも同じ年の77才で決駅型もO型です。

2人とも結婚はしていますが子供はいません。

宇野 重吉

宇野 重吉(1914年9月27日 – 1988年1月9日)は、俳優、演出家、映画監督として活躍しました。

第二次世界大戦前から戦後にかけて長く演劇界をリードしてきた名優の1人です。

滝沢修らと劇団民藝を創設しました。

飄々とした風貌と軽妙な演技を持ち味とし、「ゴドーを待ちながら」「夕鶴」などの舞台に出演しました。

演出家としても多くの作品を残しており、リアリズムを基調とした近代的な芸を追求しました。

映画・テレビでも活躍し、主な映画出演作に「愛妻物語」「第五福竜丸」「金環蝕」など。

映画監督として4本の作品も発表しています

軽妙で気さくな性格だったと言われています。

 

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宇野重吉 石原裕次郎　のCM

宇野重吉と 石原裕次郎が酒を酌み交わしつ歌っているCMがあります。

2人が歌う歌詞は

「飲むことすなわち喜びさ

喜びの酒　松竹梅」

別のCMでは

縁側に座っている和服姿の二人が禅問答します。

宇野が言う「裕次郎,男とは?」　一升瓶とぐい飲みを持つ裕次郎が答えます。

「子供よ」「では,子供とは?」「女よ」　「女とは?」「酒よ」　「酒とは?」「喜びよ」　「喜びとは?」「飲む事よ!」と言ってぐいっと一息に飲みます。

2人の繋がりは日活に民芸の人がいっぱいてでいたそうです。

五社協定じょゆうを出さないときだったので民芸から樫山文枝、日色 ともゑが出ました。

樫山文枝

中学3年生の頃に演技に興味を持ち、その後「劇団俳優座」の養成所へ。

さらにその後「民藝」の門を叩いた。連続テレビ小説「おはなはん」に出演し人気となり

2位は最高視聴率56.4％で1966年放映の樫山文枝主演の「おはなはん」。　　「連続テレビ小説 おはなはん」。樫山文枝がヒロイン役を演じました。

宇野重吉から「（“おはなはんの樫山文枝”という代名詞が）一生、ついて回るよ」と言われたのはこのころです。

夜型なので結婚した時にコミにションをとるのが大変だったとか。

夫は炊事洗濯何でもできて自立している人といいます。

宇野重吉にはおはなはんが終わった時にすごく厳しく叱られ続けて辛かったそうです。

思いあがってはいけないという意味だったのかなと述懐しました。

生きていてもしかたがないじゃないかぐらいのことを言われた人はたくさんいたそうです。

日色 ともゑ

日色 ともゑは（ひいろ ともえ)は1941年6月4日 生まれの77才では劇団民藝所属の女優です。

1967年旅路でゴールデンアロー賞受賞しました。

昭和41年に国鉄職員とその妻を中心に、平凡に生きることの幸せをつづった心温まる物語の朝ドラ『旅路』が人気を得ました。

視聴率は50％にもなりました。

宇野重吉一座「おんにょろ盛衰記」では老婆役で、師・宇野重吉と全国各地を巡演しました。

35年前のVTRをみました。

結婚するまでに9年間も要したのは仕事を止めるやらないということでした。

結局妻の仕事を認めて結婚しました。

舞台やっていると10か月間は家にいないそうです。

夫は炊事洗濯何でもできるそうです。

日色 ともゑは料理しないので台所には何もないとか。

劇団の海の家へ行ったときに、「何かお話してくれない、じゃないとねられないの」と樫山文枝が言ったのには驚いたそうです。

80になったら俳優をやめようと思っています。

沢村貞子が80になって辞めてこれからは夫孝行するといいました。

そんなこともあって区切りをつけたいと思ってはいるけど、迷ってもいるとか。

9月26日～10月7日　紀伊國屋サザンシアター　「時を接ぐ」