熱中症対策に飲み物や食べ物正しい取り方は?羽鳥慎一モーニングショウ
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2018年7月25日の羽鳥慎一モーニングショウでは池袋大谷クリニック委員長の大谷義夫 医師が出演し、
効果がある正しい熱中症対策を説明しました。
記録的猛暑が続く中、熱中症の搬送者が先週一週間で2万2000人(死者65人)を超えました。
集計を始めて以来最多の人数とか。
これから夏フェス、海水浴、キャンプなど屋外で活動するシーンも増えますが正しい効果がある熱中症対策が必要になります。
大谷義夫 池袋大谷クリニック委員長は呼吸器内科・総合内科専門医で熱中症の診療経験も豊富です。
体を冷やす時に効果的な場所は?
体温を下げるには血液を下げるのが最も効果的です。
太い血管がある場所を冷やす事が 体全身を冷やすことにつながるので 効果的で正しい方法となります。
★首の後ろではなく横からやや前側を冷やす
首の横にある太い血管を冷やすことで効率的に体温を下げられます。
首の両サイドに保冷剤が配置されるようにタオルで冷やすのは有効です。
★わきの下や足の付け根を冷やすのは太い血管があるので効果的で正しい方法となります。
熱中症に限らず体温を早く下げるには、首の横、わきの下、鼠径部が有効です。
冷感スプレーの効果は一次的で局所的なので使いかたに注意
冷感スプレーの主な成分はエタノールとメントールです。
エタノール 汗の気化を促進し体温を下げる
メントール 清涼感が持続
エタノールは皮膚に直接かけるとアレルギーを起こす人もいるので注意が必要です。
服の上からかける分にはokです。
冷感スプレーは全身を冷やすわけではなく、局所を冷やすだけで、効果も持続しません。
一定の時間ごとに全身くまなくかけるとか使いかたに注意が必要です。
熱中症対策の飲み物は水か麦茶がおすすめ
お茶に含まれるカフェインには利尿作用があるので
脱水予防、熱中症対策として飲むには水のほうが良いです。
スポーツドリンクは脱水予防としては優れていますが500cc当たり100kcalの糖分が入っているので飲みすぎると問題になります。
夏になると1.5ℓから5ℓ(外でずっと仕事をしている人など)ぐらい汗が出ます。
汗の専門家の話では最大10ℓまででることがあるそうです。
通常汗は500~600ccは出ている
汗の最初は濃い塩分が出るのですが汗の99.5%は水です。
経口補水液やスポーツドリンクは塩分の量が問題になるので取り過ぎに注意しましょう。
カフェインの量についても注意が必要です。
一杯150ml当たり玉露 180mg・ 緑茶 20~30mg・ ほうじ茶 20~30mg・ ウーロン茶20mg・ 玄米茶 10~15mgのカフェインが含まれています。
麦茶にはカフェインが含まれていません。その上ミネラルが入っているので熱中症対策のお茶としてお勧めの飲み物です。
熱中症対策 熱過ぎお湯はダメ やや冷たい方が良い
水の温度は体が冷やすには5~15度がベストです。
ティータイムに美味しく飲むには温度は無関係で良いとか。
熱中症対策の水分補給のタイミングは
熱中症対策としては喉の渇きに関係なく30分から1時間ごとに水分摂取が必要です。
喉の渇きを感じたら すでにおそくて、初期の脱水症状が始まっているそうです。
こまめにく30分から1時間ごとに飲み、1回の量はコップ半分ぐらい100ccにします。
ペットボトルなら一口20~30ccなので 3~5口です。
熱中症対策の食べ物での塩分対策は不要
厚生労働省推奨する 日本人の食事での食塩摂取量は 18以上男性 8g 女性 7gです。
現状は男性 11.3g 女性 9.6gもせっ書しています。
既に過剰なので食事で十分足りていることになります。
ちなみに日本高血圧学会 6g 、WHO 5gとなっています。
経口補水液は1ℓで3gの塩分が入っているので推奨されている飲む量は500cc~1000ccが限界です。
特別仕事して脱水が多いときは良いとも。
その場合でも汗をかいた後に補給すべき塩分量は最大3g程度にしましょう。
一日で食べて良い量は 1日1個 塩飴 10~15個(一粒あたりが0.1gの場合)です。
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