タモリが驚いた北海道のすごいところとは?ここでしか見られないものとは
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2019年7月27日のブラタモリは
世界で一つしかない自然を4つも生み出している阿寒摩周国立公園をぶらつきました。
散策したのは
摩周湖の展望台・摩周湖底のマリモ・活火山アトサヌプリの硫黄・雌阿寒岳の湧き水が流れる滝です。
Contents
阿寒湖でマリモはどのようにできるのか
阿寒湖は7000年前にできたカルデラ湖です。阿寒湖には流入する川がないので透明度が高いと言われています。
阿寒湖はマリモで有名ですがマリモは世界でもここにしかありません。
阿寒湖でマリモが群生している湾の水深は2m程度のころです。
対岸の山が低くなっていて風の通り道になって沖合から岸向かって風が吹いて湖面波立たせています。
マリモは回転により日光を満遍なく吸収することができます。
タモリさんは特別に湖底を見せてもいました。
湖底はマリモでびっしりと埋まっていました。
20cm級でも大きさ中程度だそうです。
火山アトサヌプリの硫黄が鉄道と港を作った
火山アトサヌプリには大小合わせて1500もの噴気孔があり、蒸気を噴き出しています。
噴気孔は黄色の硫黄で覆われています。
通称硫黄山と呼ばれています。
硫黄は明治時代に火薬や肥料の原料としてさかんに輸出されていました。
硫黄を運ぶ鉄道がとおっていました
この硫黄山の硫黄の採掘量は最盛期には年間2万5000トン北海道で一番でした。
大量の硫黄を運び出すために鉄道がひかれ現在では釧網線として利用されています。
硫黄は途中から釧路川を利用して運ばれ釧路港から船で運ばれました。
釧路港も硫黄を運びたすための港としてつくられ、のちに漁港として利用されるようになったのです。
高山植物のエゾイソツツジが標高150mで群棲しているわけは
硫黄山から噴出される硫黄の影響で周囲の山には高い木が育つことができません。日光を遮るものがないのがエゾイソツツジに幸いしました。
エゾイソツツジは硫黄の影響があっても生きてける性質をもともと持っていました。
さらにエゾイソツツジが群生している一帯はもともと数千メートル級の高山だったともいわれています。
火山爆発後の陥没で低地になってしまったけど環境に適応して生き延びているのだろうともいわれています。
オンネトーの黒い滝の秘密とは?地球上で唯一の宝
オンネトウの湖は天気がいいとエメラルドグリーンになります。近くには岩盤を伝わって流れる幾筋もの滝があります。
落差20mを流れるのは雌阿寒岳から流れる温泉で岩盤にはヌルっとする藻が一面に生えています。
黒いのは藻に付着した二酸化マンガンなのです。
陸上でこの規模でマンガン鉱物ができているのは世界でここだけです。
ほとんどのマンガン鉱物は深海で作られているのです。
温泉にはマンガンイオンが含まれています。
マンガン酸化細菌やシアノバクテリアの働きでマンガン鉱物ができます。
シアノバクテリア地球で今から30億年以上の一番最初に現れた光合成する生き物です。
30億年前の地球の営みがここで見られるのは奇跡だとタモリは感動しました。
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