バーバラから話題になったクローン犬ビジネスとは？

米歌手で女優のバーバラ・ストライサンドが、昨年１４歳で亡くなった愛犬のクローンを作り、誕生した２匹の子犬を飼っていることを告白して話題になっています。

アメリカにはすでに2002年からViaGen Pets(バイアジェン・ベッツ社)がクローンビジネスを始めていて、現在までに数千匹複製しています。

海外セレブ雑誌で
さっき見たんだけど

バーバラは
亡くなった愛犬のクローンを
1匹550万?で
作ったってやばすぎる??！！

すごい pic.twitter.com/smU46LDGhN

— にあ。(NiA) (@an0182) 2018年4月16日

2017年現在、日本国内ではこれまでに５００頭余りの体細胞クローン牛及びクローン豚が生まれていますが、

食品安全委員会の健康影響評価を受けて、農水省は「出荷自粛を要請」するとして、流通していないことになっています。

ペットについては国内でビジネスにしている処はないようです。

ただ、クローンのペットやクローン癌探知犬を外国で4頭作って訓練して販売した実績はあります。

この記事ではクローン犬や猫などのクローンビジネスの状況を探ってみました。

バーバラ・ストライザントがクローン犬の作成を依頼した会社

米『ヴァラエティ』紙はバーブラは、コトンドチュレアールという犬種のサマンサが亡くなる前に、その口や胃から細胞を取り出し、クローン犬の作成を依頼したとしています。

その依頼先はアメリカのテキサスで2002年から牛、馬、豚、羊、犬、猫など数千匹のクローンを作っているViaGen Pets社です。

複製にかかる費用は犬のクローンは1回540万円、猫のクローンは270万円です。

ViaGen Pets社への以来はWEB畳からできるようになっています。

https://viagenpets.com/contact/

1-888-876-6104
ViaGen Pets

715 Discovery Blvd. Suite 410 A
Cedar Park, Texas
78613

日本人のクローンペットを作った実績のある会社は

韓国の秀岩生命工学研究院は2006年以来、愛犬家のみならず、警察犬、麻薬探知犬など、優秀な犬の複製を望む機関のために800匹近くのクローン犬を誕生させています。

１匹あたり10万ドル（約1000万円）の費用がかかるそうです。

アメリカの倍の金額ですよね。

それでも日本人から頼まれてクローンペットを作った実績はあるとのことです。

2008年から約1100匹複製しているとか。

がん探知犬クローンを訓練した会社は

がん探知犬は日本のセント・シュガー・ジャパンの5頭のがん探知犬を育成しています。

がん患者の匂いから早期がんを発見するがん探知犬は99.7以上の判断能力があるそうです。

するどい嗅覚を持つ特定の犬を教育してがん探知犬にするわけです。

セント・シュガー・ジャパン社では親犬が病気で子宮がなくなったので韓国のRNLバイオ社に依頼し4匹のクローン犬を作りました。

4匹は、日本で訓練されたブラックレトリバーのがん探知犬マリーン（Marine、6歳半）から採取した皮膚をもとに作成されてました。

ソウル大学（Seoul National University）の李柄千（Lee Byeong-Chun）教授率いるクローンチームが同大医学部の協力のもとで実施したものです。

株式会社セント．シュガージャパンの事業目的はがん探知犬の訓練、育成、がん物質の同定及びセンサーの開発にあってクローン犬を作ることでありません。

現在のところクローン犬を作成を事業としているのは外国の企業だけです。

株式会社セント．シュガージャパン
事業目的
がん探知犬の訓練、育成、がん物質の同定及びセンサーの開発
本社所在地
〒294-0226　千葉県館山市犬石1895
TEL & FAX
0470-28-4708

バーバラから話題になったクローン犬ビジネスとは？まとめ

ペットのクローン作成はその数字を見る限り、

一部のセレブだけが企業に依頼しているのが現状のようです。

国内でもいろいろ論議を呼んで将来法律も整備されていくことでしょう。

ただ、がん探知犬クローンを外国企業に作ってもらっても訓練していく事業に反対される方は少ないことでしょう。

最大多数の人類の幸せのため、医療費削減のために使われるクローン化の技術の発展と起業化は積極的にすすめてほしいものです。