加藤一二三 引退決定伝説
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最終更新日:2017/06/21
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加藤一二三九段が、最後の引退決定の一局でも伝説を残しまた。
将棋界現役最年長の加藤一二三九段(ひふみん)が20日午後8時10分、東京・将棋会館であった竜王戦6組昇級者決定戦で高野智史四段に9時間に及ぶ熱戦の末敗れ、62年10カ月に及ぶ現役生活を終えました。
加藤九段は2016年度の名人戦順位戦で、最も下のクラスのC級2組からフリークラスへ降級しました。
規定ではフリークラスに陥落すれば60歳で引退という年齢制限があって、残る棋戦全てに敗退した時点での現役引退が決まっていました。
投了前にタクシーを呼んで、ノーコメントで去って行く、あまりに潔いかっこが良い幕引き伝説となりました。
加藤一二三・九段は
「きょうは(対局後の)感想戦はしません。コメントも出しません。(引退になりますが)話はありません」
といって対戦場所を後にしました。
その後加藤九段のツイートがでました。
本日を持ちまして、わたくし加藤一二三は公式戦からは現役を退く運びとなりました。当時の史上最年少記録となる14歳7ヶ月でのプロデビュー以来、63年もの長きに亘り、各棋戦を主催いただき多大なる御支援賜りましたすべてのスポンサーの皆様、報道関係者の皆様には、心より厚く御礼申し上げます。
— 加藤一二三@皆様に感謝申し上げます (@hifumikato) 2017年6月20日
Contents
▼加藤一二三 引退決定伝説 目次
加藤一二三 引退決定伝説 伝説的食欲
引退をかけた一戦にも拘わらずひふみんの食欲は旺盛でした。
昼はうな重(竹)昼食後のチーズを平らげ更にチーズを口に放り込みました。
午後3時30分おやつの時間はでも2パックのチーズをぺろり。
17時の夕食では天ぷら定食し冷やし玉子。
空腹だと短期になりがち短気では勝てないとのポリシーを持つひふみんです。
終局後、加藤九段が感想戦を行わずに大勢の報道陣を振りきって脱出する一幕がありました。
大勢の報道陣が詰めかけましたが、投了を覚悟した加藤九段はタクシーを手配しました。
靴やバッグを用意して、観戦記者に「今日は感想戦はしません」と告げて、投了と同時に席を立ったものです。
エレベーターに乗り込むと、会館の外に待たせていたタクシーに乗り込んで、報道陣のフラッシュを浴びながら立ち去りました。
短気がなしたわざではなくて、最終戦ゆえにじっくりと考慮してコメントを送りたいと思われたのでしょう。
加藤一二三九段の引退が決定。本当に残念です。負けた最後の退き際は加藤先生らしかった。
— しんちゃん (@One_for_all29) 2017年6月20日
誰からも愛される人柄と優しさで、これからもたくさんの人たちに将棋の楽しさを伝えていってほしいです。
加藤先生、63年間のプロ棋士生活本当にお疲れ様でした。#ひふみん
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加藤一二三 引退決定伝説 伝説的体力
将棋の現役最高齢棋士、加藤一二三・九段(77)が勝てば自身の最高齢勝利記録を77歳5カ月に更新、負ければ現役引退となる対局が20日、竜王戦ランキング戦6組で新鋭の高野智史四段(23)を相手に、東京都渋谷区の将棋会館で行なわれました.
加藤九段は2016年度の名人戦順位戦で最も下のC級2組から降級していて規定により、残る棋戦全てに敗退した時点での引退が決まっています。
既に竜王戦以外は敗退している加藤一二三九段は今年1月、故丸田祐三・九段の76歳11カ月を抜き、77歳0カ月の最高齢勝利記録を達成しました。
加藤一二三・九段対局中に後日感想送りますから、すぐ出ますからとハイハイと言って、高野智史四段の次の一手でハイとまいりましたといって将棋会館を後にしました。
77才にもなって自分専用の座布団とはいっても9時間に及ぶ長時間正座できるだけでもすごいことです。
旺盛な食欲、充実した気力と体力も伝説的といってですね。
ただ静かに忍び寄る頭脳の劣化はすべての老人が抗えない人類の宿命です。
体力勝負でもある将棋プロにこの歳になってもまだ戦い続けた加藤一二三とかいうレジェンド
— rita. (@xi_rone) 2017年6月20日
加藤一二三 引退決定伝説 自分から引退するのではない
将棋の加藤一二三(ひふみ)九段(77)の今期限りでの現役引退が決まったのは2017年1月19日です。
引退が決定したことについて加藤九段はこう語りました。
「まだ今後の対局も残っており、全力投球する所存ですので、進退に関するコメントは最後の対局が終わってからに致したいと存じます」
将棋界には、自ら引退を決断しなくとも成績低迷により引退を余儀なくされる規定があるのです。
野球の野村さんのように捨てられるまで現役を引退しない精神力は立派ですね。
最後まで自分の世界に挑んで戦い続ける姿勢でありたいなと将棋の加藤一二三先生の姿を見て改めて感じた。
— センヒノ@7/8大阪第9曼荼羅 ・ω< (@senhino_kage) 2017年6月20日
強気で進めることって自分を心の底から信じて進めることでもあるのかな。
現役最後まで恰好いいお姿でした。引退というか、次の舞台への進出だ!
加藤一二三 引退決定伝説 63年間現役
加藤一二三(ひふみ)九段通算勝利数は大山康晴十五世名人、羽生善治棋聖(46)=王位・王座=に次ぐ1324勝で、敗戦は歴代最多の1180敗。
加藤九段は福岡県出身。昭和29年、当時最年少の14歳7カ月でプロデビュー。18歳で順位戦最高位のA級に昇格し、「神武以来の天才」と呼ばれました。
43年に初タイトルとなる十段(現・竜王)、57年の名人戦では中原誠十六世名人(69)との熱戦を制して初名人を獲得するなどタイトル獲得は通算8期でした。
40才も年下の自分の息子のような高野智史四段(23)を相手に敗れ63年間にわたる現役生活に幕を閉じたわけです。
藤井四段が世間を驚かしているなか、加藤一二三九段が引退するのか。私たちは伝説の終わりと始まりをまさに今、目撃しているのかも。
— 歩 (@ayua_a) 2017年6月20日
加藤一二三九段といえばこの話好きだなあw
— まとめ管理人 (@1059kanri) 2017年1月20日
>バチカンから「聖シルベストロ騎士勲章」受章
>「私は棋士ですが、このたびは騎士にもなりました。ヴァチカンに事件でも起きれば白馬にまたがってはせ参じなければいけません」
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