三船美佳にみる離婚事情と調停と訴訟
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最終更新日:2016/04/02
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最近の日本ではカップル1/3は離婚しているというデータもあるぐらい離婚ブーム?です。
アメリカでは半分は離婚しているそうですからまだこの分野では後進国なのでしょうか?
最近の芸能界でも離婚したカップルは多いですね。
斉藤和巳×スザンヌ、真木よう子×元俳優・片山怜雄、宮沢りえ×元プロサーファーの実業家、布川敏和×つちやかおり等々
そんな中三船美佳と高橋ジョージの離婚訴訟で和解が成立したとの報道が先日ありました。
協議離婚に加え長女の親権を三船が持つことで和解したとのことです。
愛し合って結婚して夫婦になっても一方が愛想をつかして離婚したくなるという気持ちをわからない人はいないでしょう。
相方も離婚に同意してくくればすんなりと協議離婚の成立です。
原因は無関係に離婚成立です。
ところが相手が離婚に同意してくれないと面倒なことになります。
三船美佳と高橋ジョージの場合は高橋ショージが離婚に同意しませんでした。
最初は「長年人格をまるごと否定されるような言葉の暴力を受け続けていて、離婚して自由になりたかった」という三船美佳の主張でした。
夫婦の仲は他人にはわかりませんし、プライベートを公にしてもいいことはありません。
ですから別れたい理由を公表するのもいかがなものかと思いますが。
三船美佳がいうモラルハラスメントの事実はなく(共働き夫婦ならよくあることと)、高橋ジョージは夫の役目を果たし、暴力も浮気もないもともいわれています。
それでも2014年3月離婚調停から不成立をへて、裁判での協議離婚和解まで2年間にわたる離婚騒動がようやく決着したわけです。
どうも三船美佳のわがままに高橋ジョージが折れた形ですが、世の中には真に離婚が必要なカップルもたくさんいます。
協議離婚に応じない相方と離婚するにはどうしたら離婚できるのでしょうか。
法律上離婚が認められるには以下の原因が必要となります。
法律上の離婚理由
・不貞行為
配偶者以外の者と性的関係を証明しなければなりません。確実にするには決定瞬間の写真とか必要です。
・悪意の遺棄
相手が正当な理由なく,他方の配偶者との同居を拒んだり、非協力で配偶者と同一程度の生活を保障してくれない場合は離婚可能性があります。
・3年以上の生死不明
配偶者が生きているのか死んでいるのか確認できない状態が続いていると離婚の可能性が高くなります。
・配偶者が強度の精神病にかかり,回復の見込みがないこと
障害のある配偶者に対する離婚後の療養生活の保証がないと離婚成立が難しい場合が多いようです。
・その他婚姻を継続し難い重大な事由
犯罪行為・服役により配偶者の名誉を傷つけたとか、家族の生活に困難をもたらしたとかいろいろなパターンがあります。
判断基準としては「夫婦関係が修復不可能までに破綻し、これ以上の婚姻生活が不可能であるかどうか」とされています。
この辺の主張が真実である証拠も必要です。
幼子の面倒をみていて、生活手段を持たない女性の場合には離婚に取り組む壁は高いのですががんばりどころでもあります。
絶対離婚したい場合は、経緯や証拠を文章や写真等でまとめ、相談員や専門家など親身に面倒を見てくれる人に相談することから初めてみましょう。
理性的に動けば事態は必ず打開します。
・金がかからない
離婚当事者の片方の申し立てだけで成立します。
当事者と調停員との間で諸問題が話合われますから基本的に弁護士不要です。
事前に、経緯や証拠を文章や写真等でまとめて考えを整理しておきましょう。
費用は調停の申立てのための費用 2000円(印紙代1200円、呼び出し状の貼付け切手800円分) と家庭裁判所に通う費用だけで済みます。
1か月一回程度の調停なので調停機関は難度によりますが結論がでるまで長くて半年ほどかかります。
相手と会うのが嫌なら、別々に調停してくれますし、最後の最後まで合わずに済みます。
弁護士を頼むとアドバイスもあり、調停に同席もでき、説明もしてくれるので安心ですが数十万円の費用がかかります。
地域や弁護士の専門性、グレードにより費用は変動します。
ローン支払いもできます。
・離婚を認めない相手に調停員が客観的に調停してくれる
当事者同士なら話し合いをしても理解できないことも社会通念上、客観的な判断でもって説明してもらえば理解しあうことができるかもしれません。
・裁判に進むにしても調停は必要
調停で臨む結論が出ない場合裁判に掛けることになります。
調停を省いて裁判はできません。
・調停では要求されていませんが経験のある弁護士を立てると的確なアドバイスがあるので戦いやすくなります。
同居している場合どうやって別居して生活するかといった点も相談できるでしょう。
・費用をかけない場合は弁護士無料相談などや離婚関係書籍を利用し自分で離婚原因と証拠をまとめて調停に臨むことです。
・離婚に同意しない相手を翻意させることを念頭に経緯や証拠を事実に基づき説明資料としてまとめることです。
ちなみに私の近親者は、三船美佳の場合とほぼ同時期に調停に入りましたが3回の調停で1年早く協議離婚しました。
調停にかけても絶対に離婚しないという相手でした。
浪費癖やすぐ離婚を口走る、順法意識の欠如、勤労意欲の問題、モラルハラスメント等を事実に即してまとめあげて調停員に説明しました。
相手は3回目の調停で離婚する決断をしました。
離婚専門弁護士を調停段階から頼みました。
どうやって別居するか弱い人を保護する戦略も練って実行していきました。
この片が専門弁護士を頼む最大のメリットであると思います。
絶対離婚成立のため訴訟も視野に入れて臨んだのでパック費用の半分は無駄になりました。
ちなみにこれは私の愛する妻のことではありません。
証拠集めで探偵にたのむと多額の費用がかかりますが自分調べる方法もあります。
最近は優れたGPSが少額で活用できて相手の居場所がリアルタイムで把握できます。
子供や老人に活用されているものです。
把握した位置情報とネット情報を活用すれば、その場所に行かずともホテル名やレストラン名などもわかります。
意外と相方の周辺の人たちも愛想つかしていて味方になる資料出てきやすいかもしれません。
これ以上の手法は自分で調べて考えてください。
よほど理性的な方以外は私はお勧めしません。
逆手にとられてはもとこもありませんからね。
調停だけだと40~50万円程度、裁判まで行くと80万円~100万円程度かかります。
両方パックにすると安くなりますが、裁判までいかない場合は半分がムダ金になります。
このように協議離婚に応じない相手と離婚するには精神的にも肉体的にも、時に金銭的にもすごいエネルギーが必要です。
精神的に疲れるので近くにいて支えてくれる人、うさを晴らす方法を見つけることも必要でしょう。
前に進むことが事態を打開してくれるのです。
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