ネイサン・チェンの4回転ジャンプの仕上がりと羽生選手の戦略は?
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平昌オリンピックの男子フィギャアスケートの話題は羽生結弦と宇野昌磨、ネイサン・チェンの金争いに絞られてきました。
大方の予想は右足首の負傷から復調した羽生結弦の優勝ですか、米国のネイサン・チェンの実力も侮れません。
3人の中でネイサン・チェンだけが4回転ジャンプ5種類完全制覇しているのです。
2017年9月15日「フィギュアスケート・USインターナショナル」で4回転ループに挑み、見事に初成功したのです。
GOE(出来栄え点で)1・6点の加点が完ぺきなジャンプでした。
ネイサン・チェンはそれまでににルッツ、フリップ、サルコー、トーループは成功させていて、これで史上初めて5種類すべての4回転ジャンプを成功させたのです。
最もこのときの得点は自己ベスト(307・46点)にはほど遠いものでした。
ネイサン・チェンは2016年 GPシリーズで史上初となる4回転ルッツと4回転フィリップの両ジャンプを同一プログラムで成功もさせています。
ネイサン・チェンは4回転ジャンプ時代の申し子と言われています。
まだ18才と若く超速の進歩を研げている才ちゅうのネイサン・チェンの仕上がりを荒川静香が分析しました。
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ネイサン・チェンの4回転ジャンプの仕上がりは?荒川静香が分析
荒川静香の分析では羽生選手にまだ分があるように思えますが、意外と外国人選手は本番に強いのです。現地の平昌でフィギャアスケート選手の練習を見ている荒川静香が先日までのネイサン・チェンの4回転ジャンプの仕上がり分析しました。
「ネイサン・チェン選手が4ルッツや4フリップをしっかり決めた上で加点が見込めるような出来で
パーフェクトに決めた場合には
滑りも非常に定評のある選手なので得点は羽生選手の持つ得点に迫っていくと思います。
ただそれが練習ではうまく決まってきていなかったので
少し調子としては万全までないのかなという印象です。」
ネイサン・チェン選手の自己評価は
「これまでの練習成果を考えればきっと良いショートプログラムが滑れると思う
仕上がってきていますし16日からの競技が楽しみです」
ネイサン・チェン選手き直前の練習ではうまく決まっていないのに、自信満々です。
4回転ジャンプの得点は高い
フィギャアスケートで4回転ジャンプが注目を浴びているのず基礎点が高いからです。その中で一番得点が高い 4ルッツ はネイサン・チェンと羽生結弦選手だけがクリアしています。
その羽生結弦選手は平昌オリンピックでは4ルッツ は回避すると明言しています。
4ルッツ 13.6 回避
4フリップ 12.6
4ループ 12
4サルコ― 10.5
4トーループ 10.3
平昌オリンピック羽生結弦の戦略
高得点の4回転ジャンプに強いネイサン・チェン選手ですが、意外と穴もあります。フィギャアスケートはジャンプだけじゃありません。
美しさが求められるのがフィギュアスケートなのです。
それがわかるのが、2015年12月のグランプリファイナルでの羽生結弦の演技です。
羽生結弦は世界初の300点越えを果たしてから、わずか3週間後に330.43点と、すぐに世界記録を塗り替えました。
前回の記録更新時と、4回転ジャンプの回数に変わりは無かったので、違いを生み出したのはその他の部分です。
今回の平昌オリンピックでもコーチのブライアンオーサーと羽生結弦の戦略は一致しています。
目立つ大技よりも全体のスコアが高くなるプログラムを作ることを重視しているのです。
加点が高い4ルッツ 13.6点をブライアンオーサー コーチが回避すると言っているのもこのためです。
優勝を決めるのはネイサン・チェンの4回転ジャンプか羽生結弦の全体演技か
平昌オリンピックではネイサン・チェンの4回転ジャンプで高得点を狙ってくるでしょう。平昌オリンピックでもし、ネイサン・チェンの4回転ジャンプで金をとれば
4回転ジャンプへの流れは止めようがないものになるでしょう。
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