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テーマは愛を言葉で言おう!!家族はつらいよ

公開日: : 芸能

平日の昼下がりというのに札幌シネマの映画「家族はつらいよ」のスクリーンはほぼ満員でした。

このような満員のシーンを見たのは映画全盛期の時以来です。

観客はほとんどがシニアでしたがこれには驚きました。

演技力のある俳優が現実的問題と格闘するような映画が最近少ないですからね。



「家族はつらいよ」は長年連れ添った妻 吉行和子の誕生日に夫 橋本功が「離婚届に押印してほしい」と妻からいわれることから始まる喜劇映画です。

どこの家庭にもその下地はありそうな話ですが、

この映画のテーマは熟年離婚と愛情表現としての言葉の大切さなのです。



山田洋次監督は 試写会の場で原作者は蒼井優にしなければいけないと語っています。

実は蒼井優が山田監督に与えた現実的な話に映画のヒントがあったのです。


なぜ蒼井優が原作者

「家族はつらいよ」は熟年離婚をテーマにしつつ家族のドタバタを喜劇風にしたてています。

ストーリーの原点は2013年に公開された映画「東京家族」の撮影時に蒼井優が山田監督に話した「ある夫婦のエピソード」です。

蒼井優 によると、その夫婦の夫は妻の誕生日に何が欲しいかを聞ききましたが、妻は「離婚届にハンコが欲しい」と返したとそうです。

山田監督が「この話を聞いてびっくりしてね。待てよ、そこから始まる映画ができるんじゃないかな」と思ったのが始まりです。

「東京家族」で一家を演じて良い関係ができているキャストらを再集結させたら面白い映画になると思ったようです。
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平田家の妻 吉行和子はなぜ離婚を求めたのか

平田家の妻 吉行和子は夫 橋本功に対して長年我慢してきたわけではなくてサークル活動の中である日を境に視点が変わってしまったのです。

別の視点や角度から夫を見てしまう機会ができてしまったのです。

そうすると 現在の夫に我慢がならなくなってしまったのです。

第一 夫からは愛の言葉が全くないではありませんか。


女は男の愛情表現としての「言葉」がほしいのです。

男はその「言葉」が言えないのです。

言わなくてもわかるじゃないかというのは男の勝手な考えです。

女は愛を言葉で言ってくれなければわからなくなるのです。

現在の核家族がもしこれ違うとすれば、これはシニア向けの映画なのかもしれません。

しかし現在若い核家族もやがてシニアになると同じことになるでしょうね。

その意味で蒼井優や妻夫木聡と同世代の20~40代の夫婦やカップルにも「将来の家族愛に対するヒント」を与える映画ではあります。


蒼井優はテーマをメッセージする重要な役柄

蒼井優の役は職業は看護師です。

平田家の次男役の妻夫木聡の恋人を演じています。

あまり出番はないのですが、映画のテーマである「愛情表現としての言葉」については重要なメッセージを伝えています。

恋人 妻夫木聡が蒼井優と一緒に住むマンションを探していると言うと「なぜ私があなたと一緒に住まなければならないの?」とストレートな言葉を彼に投げかけます。

あわてて妻夫木聡がプロポーズします。

蒼井優は「うれしい」と返します。

この辺の蒼井優の演技力、顔の表情は見事です。


平田家の離婚をめぐる家族会議の中では「このように家族大勢が集まって喧嘩できるような関係がうらやましい」ともいいます。

彼女の母親は家族が集まることもなく出て行ってしまうような家族関係だったからです。

離婚を決意した橋本功に対しては「奥さんが思いのたけを話したのだから、今度はお父さんが気持ちを言うべきです。」と直言します。

蒼井優はこの映画のテーマである、「愛情表現としての言葉の大切さ」をアピールする役柄なのです。



家族はつらいよの主役は誰

「家族はつらいよ」では3世代同居家族の中では一番わがままを通していた橋本功が 強烈なしっぺ返しを食います。

重い役柄ですが橋本功はどこにでもいるおじさんを軽妙に演じています。

態度には出しませんが、ただの頑固おやじではなく正論を聞く耳も持っているのです。

彼が主役といえば主役なのですが、あながちそうとも言い切れません。

この映画では、全員が日常生活の中で不満に思っていることをいろいろな場面でぶつけ合っています。

家族全員の視点が描かれているのです。

そもそも実生活で家族に特定の主役がいるのはおかしいでしょう。

家族全員がそれぞれ主役であるべきなのかもしれません。


平田家騒動は喜劇ではあるが理想の家族か

現代は核家族が多い中、街中で平田家のように3世代も同居していること自体が奇跡に近いです。

さらに喧嘩できるほどの濃密な家族関係が構築されていることがめずらしいといえます。


映画を見ている人は熟年世代が多いようですが、このような濃厚な家族関係にノスタルジアを感じているのではないでしょうか。

山田洋治監督がメガホンをとった寅さんシリーズも濃厚な家族関係や近所との付き合いが描かれています。

日常生活の中で言いたいことを言って喧嘩し、仲直り の繰り返しができる家族や近所づきあいは最近はほとんどみられません。

人の一生を見るとこのような濃厚な関係こそ生きがいを生む糧でもあるのですから、理想の家族ともいえます。

シニアの観客が多いのはその辺に懐かしさや希望を求めているのかもしれません。




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