リニア中央新幹線品川駅の工事着工、名古屋と品川の変貌は?WBS
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2027年に品川と名古屋間で開業を目指すのがJR東海のリニア中央新幹線です。
先日、始発となる東京の品川駅で工事が着工しました。
品川では東海道新幹線駅の真下にリニアの駅が建設されますが、在来新幹線を走らせながら地下40m下に駅を作る難工事となります。
先月は南アルプスを貫くトンネル工事が始まりまり、名古屋駅も3月までに着工します。
今後は品川駅前や名古屋駅の再開発が加速していくことになります。
リニア開業後の品川駅はどう変わるのか
品川地区全体としてはリニア開業後、大きく様変わりすると予測されています。品川駅の乗客数も現在は5位の約38万人ですが、リニア開業後は新宿や池袋に匹敵する巨大ターミナルに変ぼうするといわれています。
品川駅は世界有数の交通の結節点になるのです。
東京の巨大ターミナルの乗客数ですが現在の品川駅の乗客数は第5位の約38万人ですが、リニア開業後は1位あるいは2位に匹敵するターミナルになるのです。
1位 新宿駅 約75万人
2位 池袋駅 約55万人
3位 東京駅 約51万人
4位 横浜駅 約40万人
5位 品川駅 約38万人
品川駅周辺の再開発の大きな課題は何か
品川駅前に巨大ホテルを複数持つプリンスホテルは商業施設などの開発も計画しています
2017年の秋には名古屋駅に開業予定とのことです。
京急電鉄も品川駅西側に西部HDとともに広大な土地を保有していて、去年6月品川開発推進室を設置しました。
京急電鉄の品川駅前のシナガワグースの稼働率は現在9割りと高い収益性なのですが、建てられたのが古いので十分に容積率が使われていないといいます。
現在品川駅周辺の容積率の上限は600%ですが、40年以上前に建てられたシナガワグースの容積率は350%しかないのです。
京急が古い建物建て替えるに当たり、行政側に求めていることは、「容積率の緩和」なのです。
東京大手町地区では容積率1000%超える物件が多数あります。
品川駅周辺を東京中心地のひとつに替えるには、こうした地区並みの基準にして、超高層ビルを建設可能な環境へする必要があると訴えているのです。
一方東京都の担当者は品川を日本の成長をけん引する一大ビジネス拠点にしたいと意気込みます。
「大手町・丸の内・有楽町という大・丸・有に並ぶような国際交流拠点として品川を作っていきたい」
「いろいろな機能の集約をしていくことになると容積率がかかわってくる」
「今の基準の容積率を見直そうというのが今の都市計画でうたわれている」
ということで行政側も容積率マ緩和に前向きのようです。
品川駅周辺が再開発されるメリットは
品川は羽田空港まで20分かからないでJRにしても京急にしてもつながります。
こういうのは世界的にも珍しい地区だといいます。
今後グローバル企業は品川に目を向けていくだろうとのことです。
名古屋が40分でつながるとほとんど首都圏状態で副都市圏になるので日本の経済圏にも影響を与えるだろうとのことです。
リニア中央新幹線の速度は?
JR東海は2015年4月21日(火)、山梨リニア実験線で超電導リニアの「高速域走行試験」を行いました。
600km/hの大台を突破して603km/hという、有人走行での世界最高速度を記録を作っています。
品川~名古屋間の286kmを最高時速505キロ、所要時間はノンストップで最速約40分で走ります。
すべての中間駅に停車すると72分かかるといいます。
リニア中央新幹線の料金は?
ほぼ1時間で東京・名古屋間を完走するに要する電力量が1列車あたり8万1,000kWhかかるということが報告されています。
この電力の確保も課題になっていますが、運賃の方は意外と安くて、
JR東海は今のところ品川―名古屋間の運賃を東海道新幹線「のぞみ」の運賃に700円程度上乗せすることを想定しています。
リニア新幹線の見学や試乗はできるの?
山梨県立リニア見学センターで、山梨リニア実験線での走行試験の見学ができます。
利用料金(どきどきリニア館)は
一般・大学生420円、高校生310円、小中学生200円です。
リニア新幹線の試乗申し込みは2015年12月18日午前10時より、平成28年第1回超電導リニア試乗会の抽選申込み受付がされています。
申込み受付期限は平成28年1月25日までとなります。
申込みはインターネット申込と電話申込の2種類となります。
・㈱ジェイアール東海ツアーズ体験乗車応募デスク TEL:03-6880-3489
・JR東海超電導リニアホームページよりWEB
10年後の国際交流拠点としての品川そして世界最速のリニア中央新幹線の誕生を期待します。
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