福井でかるたと福井弁をモノにした「ちはやふる」キャストの真剣佑
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最終更新日:2018/03/16
芸能
3月19日に公開される映画「ちはやふる」は競技かるたに情熱を注ぐ男女3人の幼少そして青春を描いた漫画「ちはやふる」の実写映画です。
競技かるたは1対1の対人競技であり、札を払うときの激しさ、試合時間も長く想像以上に気力、体力も求めらます。
「畳の上の格闘技」とも形容されるのは高度な瞬発力・記憶力・精神力・体力の争いでもあるからです。
映画「ちはやふる」キャストに選ばれた若手俳優陣は練習から撮影本番までの間、突き指、膝や足の甲の皮向けやあざなどにみまわれることになります。
真剣佑が演じる綿谷新は主人公の綾瀬 千早が競技かるたに夢中になるきっかけを作った重要な役柄です。
ちはやふるのキャストになった真剣佑は福井でひとりで生活してかるたの基礎と福井弁をモノにしました。
アメリカ暮らしが長い真剣佑が日本の伝統文化ともいえる競技かるたの世界を描く映画「ちはやふる」のメインキャストともいえる綿谷新役に選ばれた理由はなぜなのでしょうか。
綾瀬千早と真島太一と綿谷新の3人は福井県内の小学校で「競技かるた」でいつも一緒に遊んでいました。
主人公の綾瀬千早は転校生綿谷新に才能を見出され、競技かるたの魅力に取りつかれます。
ところが3人は小学校卒業を境に離ればなれになってしまいます。
4年後、綾瀬千早と真島太一は同じ高校に入学して再会となり、高校ではかるた部を立ち上げて全国大会を目指します。
「全国大会にまで行けば、新に会えるかもしれない」という思いの綾瀬千早です。
小学生の頃から綾瀬千早を気にかけてきた真島太一、かるたの好敵手として綾瀬千早の存在が大きくなっていく綿谷新。
好敵手そして恋愛模様の3人の関係はどうなるのでしょうか。
映画キャストは 主人公のまっすぐで熱い性格の綾瀬千早 を広瀬すず、彼女に思いを寄せる 秀才でスポーツ万能の真島太一を野村周平、幼少から競技かるた全国レベルの綿谷新(わたや あらた)が真剣佑です。

ちはやふる原作者の末次由紀さんは映像化の話があった当初、「キャラクターの年齢と近い人でないと了承出来ない」と希望を出していたといいます。
さらに「主人公の千早は特に実際の高校生の年齢の俳優さんにお願いしたかったのです。切実に」との思いがあったことをTwitterでも明かしています。
綿谷新をはじめとするメインキャストについては、2014年末からの大オーディションを経て選ばれました。
このオーデションには真剣佑が自ら応募しているのです。
キラキラした雰囲気と演技に対する意気込みが小泉徳宏監督やプロデューサー買われ綿谷新のキャストを得ることができたのです。
真剣佑は気合満々でブログで「少しでも多くの方々に映画ちはやふるを、そして僕にしか演じられない綿谷新を観て頂きたいです」と明かしています。
百人一首は日本の文化ですが、小倉百人一首競技かるたは1対1の格闘技ともいわれています。
競技を戦い抜く体力と札の配置の記憶できる明晰な頭脳、素早く反応する聴力と運動神経が必要となります。
千葉真一の血筋をひく真剣佑はこの面からも最適な若手俳優といえます。
真剣佑とはかわった名前ですが、父親である俳優の千葉真一が「真実の剣を持って人の右に出る」として命名したものです。
幼少の頃より空手道(極真会館)・器械体操・水泳・ピアノを稽古や嗜み、LA空手大会で優勝する実力を持ちます。
サンタモニカで生まれ、学業を優先し高校を卒業するまではハリウッドで暮らしていました。
特技は英語、水泳、アクション全般、空手(LA空手大優勝)、レスリング(高校代表選手)、体操、水球、乗馬、 殺陣、スキー、ピアノ、フルート などです。
ある意味千葉真一によって育成されたサラブレッドです。
日本での経歴は2015年8月に公開された映画「劇場版仮面ライダードライブ サプライズ・フューチャー」でゲスト主役・泊エイジで出演しています。
「畳の上の格闘技」ともいわれる競技かるたのサラブレッド役を演じる十分な体力・気力・運動神経があります。
福井県は小倉百人一首競技かるたが日本でもっとも盛んな県で「かるた王国」といわれています。
地域にかるた会も多く、県内の多くの子どもたちが小さなころ(小学校入学前位)から、競技かるたに親しみ、学校でも競技かるたを学ぶ機会があるそうです。
これまでにも、福井県からはクインや、全日本かるた選手権大会、全国選抜かるた大会などでの優勝者を輩出しています。
「ちはやふる」の綿谷新は福井県あわら市出身なのです。
永世名人を祖父にもつ綿谷新は、小学校1年生から6年生まで全国大会の学年別で毎年優勝してきた実力の持ち主です。
綾瀬千早からは「かるたの神様」として尊敬されています。
小学校卒業後は祖父の介護のために福井へ戻り綾瀬千早や真島太一と離れ離れとなります。
祖父の死がきっかけで競技かるたから離れていましたが、綾瀬千早や真島太一と再会して再び競技かるたを始めます。
人生のほとんどをアメリカで暮らしてきた真剣佑ですから、オーディションで選ばれたとはいえ、まず日本の風土感をつかむ必要があるでしょう。
福井渚会(福井県かるた協会)の協力も得て、福井でかるたの猛特訓に励んだのです。
10日間にわたり1人暮らしをしながら、かるたの基礎に加え、福井弁をしっかりと身に付けました。
「地元の人たちとの会話を大事にするため、スタッフさんがいると標準語を話してしまうので、ひとりで行きました。」と真剣佑。
かるたを学ぶだけでなく、福井弁や県民性を知るために「毎日、人と関わる」ことを心掛け、方言をマスターするため福井県の焼肉屋でアルバイトにも励みました。
真剣佑が製作会社から与えられた自転車1台で福井県で一人暮らして、かるたと福井弁を学んだ成果は顕著でした。
福井渚会入門初日は、かるたの基本を学び、その後は会員と実戦形式で鍛えました。
その結果は顕著でめきめきと上達し、小・中学生のE、D級選手に勝利したり、A級の実力者相手にも好試合を見せたといいます。
制作会社の担当者は「福井生活の効果は絶大。福井弁も違和感なく完璧」と手応えを話します。
指導に当たっ福井渚会の山崎みゆき会長は「真面目な努力家で、運動神経も抜群。札の払い方はA級選手のように鋭く、まさに“新君”」と絶賛しています。
同会の栗原績顧問は「感じ(音の聞き分け)はA級選手にかなわないが、腕の振りは速くて良いものを持っている」と称賛しています。
綾瀬千早は身長は167cm(高校1年生時)、ですらりとしたモデル体型で顔も面長です。
身長が158cmしかなくてがっちりしているので原作者の年齢に対する要望から決まったものなのでしょう。
真剣佑は彼女のことを「どんどん仲良くなっていく内によく喋ってくれた。小動物みたい」といっています。
真島太一役には若手実力派俳優の野村周平22歳が決まりました。
かなり年上ですが、演技力を買われたものでしょう。
「ノム先輩は、すごく優しいお兄ちゃんです。優しさの塊です」と真剣佑がゆうほどの野村周平とは付き合いがよい中です。
他の若手俳優とも都市が近いせいか全員のまとまり感はさいこうだったようです。
真剣佑の誕生日には全員から祝ってもらったりされているのです。
「ちはやふる」を原作とした実写映画の予告動画が解禁されています。
真剣佑が綿谷新を演じる「ちはやふる」は2部作です。
「ちはやふる―上の句」は2016年3月19日、「ちはやふる―下の句」は同年4月29日に全国で公開されます。
前売券を購入された方には、「映画ちはやふる」A4クリアファイルが全国合計2万名限定にプレゼントされます。
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