シベリアで絶滅したホラアナライオン見つかる
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ロシアのシベリアにある氷河期の永久凍土層から、凍った状態の絶滅したホラアナライオンの子どもが複数体発見されました。
写真からわかるようにほぼ毛皮がそのまま保存されています。
永久凍土とは言え1万年以上保存されてきたのは驚くべきことです。
これほどの保存状態で発見されたのは、ホラアナライオンとしては初めてとのことです。
★シベリアのホラアナライオンどうやってみつかったの?
科学者らは、発見の詳細については口をつぐんでいるのでわかりません。
ロシアのサハ共和国科学アカデミーの古生物学者アルバート・プロトポーポフ氏は、
11月17日に予定されている記者会見で初期所見を発表するため、今は質問に答えないとしています。
★2頭のホラアナライオンが発見された地域で出てきたものは
同地域でのもうひとつの大発見である「ユカ」(ケナガマンモス)についても取り上げるといいます。
ロシアのサハ共和国科学アカデミーの古生物学者アルバート・プロトポーポフ氏は、11月17日に予定されている記者会見で
同地域でのもうひとつの大発見である「ユカ」(ケナガマンモス)についても取り上げるということです。
★ホラアナライオンって?
たてがみがない原始的なライオンの一種で、ロシア東部などユーラシア大陸で化石が発見されています。
近縁であるヨーロッパホラアナライオンはたてがみを有します。
1985年にドイツのSiegsdorf近郊で見つかったオスの化石は肩まわりが1.2m、しっぽ抜きで体長2.1mと現在の大きなライオンとほぼ同じサイズでした
アラスカや北西部カナダも歩き回ったといいます。
乾燥し、比較的寒冷な環境を好んでいたといわれています。
ゴツゴツした洞窟だけでなく広い草原でも行動していたため、ステップライオンの別名を持ちます。
中・後期更新世の時代から2000年前まではバルカン半島に生息していたともいわれています。
更新世とは地質時代の区分の一つで、約258万年前から約1万年前までの期間をいいます。
★ホラアナライオンの発見から何がわかるの
ホラアナライオンは、1810年に初めて文献に登場して以来、ユーラシア大陸や北米大陸でその痕跡が見つかっています。
しかし、これまでに発見された化石は、骨と足跡に限られていたそうです。
今回の発見の重要性は見た目だけにとどまらないようです。
科学者は、「これらの幼獣の死因に関する情報や寄生虫保有量を知ることができるはず」とミーチェン氏は言います。
胃の中に母乳が残っていれば、親ライオンが何を食べていたのかを知ることができるかもしれません。
又、彼らが約1万年前に絶滅した理由を説明するのに役立つ可能性もあります。
古代の人がケーブライオンを狩っていたらしいことが洞窟壁画やその遺物からわかっているので、絶滅の理由はそのあたりなのかもしれませんが。
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